少年飛行隊の風呂場

2020年9月　熊本県菊池市を訪ねました。ここには陸軍の飛行場（花房飛行場）があったのです。航空隊、整備工場、通信隊、病院などが置かれました。航空隊の西に教育隊が造られました。そこで少年飛行兵の養成が行われたのです。飛行兵は長い訓練期間を必要とするため、10代の若者がその受講者でした。その風呂場跡が残されています。厳しい訓練の合間の休息。それが入浴だったでしょう。ここは、1945年5月13日に空襲を受け、少年飛行兵ら34名が犠牲となりました。また、飛び立った若者も、戦地で多くが散りました。