古墳の上の高射砲

大分県宇佐市風土記の丘

2022年11月 大分県宇佐市を訪ねました。宇佐は古墳が多くつくられた地でもあります。発掘された古墳が風土記の丘公園に保存されています。証言によりますと、戦時下、その一つ、福勝寺古墳の上に高射砲が設置されていたそうです。もちろん、秘密砲台です。古墳上の高射砲台は、全国で見られます。福勝寺古墳は、宇佐平野を見下ろせる場所です。現在、古墳上には祠があります。

関連資料

案内板

古墳

古墳

高射砲

案内板

福勝寺古墳

風土記の丘の古墳群の中で最も大きな規模をもつ古墳である。春日山古墳とも呼ばれる。駅館川をはさんで西方に広がる宇佐平野を見おろすような位置にある。宇佐風土記の丘の前方後円填のうちでは、赤塚・免ヶ平両古填についで5世紀前半ごろに築造されたものと考えられる。

境丘は前方部を東に向け、三段に築いている。後円部の北西には幅10メートル、奥行8メートル程の低い造り出しを設けているが、周溝はない。

内部主体につては、未調査のため不明である。

規模

填丘全長 80メートル(推定)

後円部直径 54メートル(推定)

前方部長 28メートル(推定)

的方部幅 22メートル(推定)

周溝 なし

造り出し 10×8メートル

葺石 有り

昭和55年 3月24日 国指定史跡に指定(川部·高森古墳群

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