2021年8月　大分県臼杵市を訪ねました。観光名所となっている臼杵城跡。実は、太平洋戦争末期にこの城の地下に秘密工場を造るように命令が下ったのです。資料によると、その名を受けたのは臼杵鉄鋼（田中豊吉氏）。彼が残した資料には「その坑道は高さ5メートル、幅6メートル」だったそうです。取材によると「兵器工場」説と「燃料の化学工場」説がありましたが、判然とはしていません。両方だったのかもしれません。田中氏は戦後、臼杵市立図書館を寄贈します。