寺社の加護と防空壕

大分市神崎・龍雲寺・天満神社・鬼神社

海軍、陸軍などの重要施設が配備された大分市。太平洋戦争末期、住民は空襲におびえる日々を送ります。心のよりどころとなる神仏を頼っての防空壕も多数造られました。大分市の神崎地区の龍雲寺・天満神社から鬼神社奥の院に残されています。

関連資料

龍雲寺

天満神社

案内板

奥の院への険しい修験道

天満神社すその壕

龍雲寺の壕

修験道の壕

修験道の壕

龍雲寺横壕

龍雲寺横壕

鬼神社

天満神社すそ壕

由緒

鬼神社傅承

ときは南北朝の末世安部氏の末裔東方より来りこの地に住し邦拓きの神大己貴命を産土神に𣏌り信仰す

いくばくにして宗家に老媪あり 幼にして氣をやみ氏神に帰依し 厚く神徳に浴す 長じて呪術を専らにしその名遠郷に聞え参するもの市の如し衆人皆畏む 齢至りて白寿に違す

老媪一夕〇を整へ板戸を塞ぎ神前に至る家人大いに心痛す食なく祝詞すること四十余刻忽然息絶ゆ 村人その面容の凄じきこと鬼人とは かくあらんかと噂しあいたりとぞ 名門新木郎貞氏この老媪こそ神の化神ならんと〇して日ならずして傅来の鬼面を献ず

後人これに做い繪馬鬼面を奉じ詣ずる者近郷より他国に及び神幸の厚きを皆嬉ぶ依って以後鬼神社と称す今〇にまつわる杜名及び繪馬鬼面これに由来する

鬼神社傅承

ときは南北朝の末世 安部氏の末裔東方より来り この地に住し 邦拓き の神 大己貴命 を産土神 に𣏌り信仰す

いくばくにして宗家 に老媪 あり 幼にして氣をやみ氏神に帰依し 厚く神徳に浴す 長じて呪術を専らにし その名遠郷に聞え参するもの市の如し 衆人皆畏む 齢至りて白寿 に違す

老媪 一夕  〇を整へ板戸を塞ぎ 神前に至る 家人大いに心痛す 食なく祝詞 すること四十余刻  忽然 老媪息絶ゆ 村人その面容 の凄じきこと鬼人とはかくあらんかと噂しあいたりとぞ

名門新木郎貞氏 この老媪こそ神の化神ならんと〇して日ならずして 傅来 の鬼面を献ず

後人これに做い  繪馬 鬼面を奉じ詣ずる者 近郷より他国に及び神幸の厚きを皆嬉ぶ 依って以後鬼神社と称す 今〇にまつわる杜名及び繪馬鬼面これに由来する


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