巨大防空壕

「屋敷余り特殊地下壕」

大分県臼杵市福良

2021年7月 大分県臼杵市を訪ねました。臼杵市の福良地区・福良天満宮下に地下防空壕があります。「屋敷余り特殊地下壕」です。一般に言われる緊急一時避難の自家用の防空壕とは違い、地域の人たちが、しばらくは生活できそうなほどのスケールです。この壕は1943年ごろに地元の住民らが岩盤(阿蘇溶結凝灰岩)を掘削して造ったそうです。出入り口は6カ所。約10畳の部屋7室や炊事場やトイレ、150人収容のホールまでがありました。爆風を避ける構造などの工夫もあります。隣接の事務所には資料館の役目もあり、戦時下の教科書なども展示されていました。

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福良天満宮

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