宮浦公園の高射砲台跡

福岡県大牟田市の戦争遺跡

202310月 福岡県大牟田市の戦争遺跡を訪ねました。ここは、石炭の町。その採掘は室町時代にさかのぼります。そして、石炭は軍事にとっての必需品でした。火薬の主要原料(石炭酸の化合物)を製造する化学工場などの防衛を目的として、陸軍高射第4師団独立高射砲兵第21大隊が防空任務につき、1945年(昭和20年)に設置されたのです。石炭酸は隣の熊本県荒尾市にある東京陸軍第二造兵廠荒尾製作所(火薬工場)に運搬されました。それゆえ米軍空襲の標的となりました。ここ宮浦公園にはその台座跡が5基、残されています。

資料

案内板

台座

台座

台座

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