爆弾三勇士の碑跡

福岡県 久留米市 九州沖縄農業研究センター

2024年3月 福岡県久留米市を訪ねました。戦時下の久留米市には、帝国軍の拠点がおかれました。久留米工兵隊もその一つです。現在は九州沖縄農業研究センターとなっています。戦時下、こに「爆弾三勇士の碑」が建立されていたのです。工兵隊の江下武二(えした たけじ)氏、北川丞(きたがわ すすむ)氏、作江伊之助(さくえ いのすけ)氏の3名の一等兵が「爆弾三勇士」と呼ばれたのです。彼らは、1932年に第一次上海事変で、爆弾をかかえて敵陣を突破して自爆、突撃路を開いた英雄とされました。教科書、映画、歌舞伎、漫画などの題材に採り上げられたのです。彼らの記念碑は、全国に造られました。ここ久留米工兵隊の地にも、もちろん建立されました。戦後、そのレリーフなどが亡失。現在は農業に関する「耕心」の碑となりました。

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