開隊記念碑

熊本県菊池市泗水・陸軍飛行隊

戦跡の声を聴くシリーズ

2020年6月　熊本県菊池市を訪ねました。ここには陸軍の飛行場（花房飛行場）があったのです。飛行隊、教育隊、整備工場、通信隊、病院などが置かれました。特攻隊の中継基地でもあったのです。昭和15年(1940)に完成し、（これは皇紀2600年です）開隊記念碑が基地中心の本部前に建設されました。現在は移設されましたが、保護され残されています。

関連資料

記念碑

碑文

広場

碑文

昭和十六年七月陸軍航空隊一〇二部隊が此地に駐留し、その開隊記念碑として唯一現存していましたが風化が甚しくなり改修致しました。

花房台地に睦軍航空隊花房飛行場が熊本県各地の住民の奉仕作業等もあり完成しました。過去の悲惨な歴史を直視し、平和日本の礎を築いた人々を偲び、この碑を後世に残します。

平成五年十二月吉日

富の原中央区

戦後の食糧増産の国策に添って昭和二十一年二月十一日菊池開拓団として五十名の者が此の地に入植、富の原の邑造りの為には此の地に眠る諸々の霊を慰め空襲に依って散華した尊き戦死者の英霊を永遠に慰めることが原点であると信じ、昭和三十二年五月十二日慰霊塔を建立して年々慰霊祭を行って来たが永年の風雨に暴され慰霊塔の傷みが激しくなった為建立三十周年を迎えるに当り戦友会と地元住民の協力に依り改めて此の碑を建替えるものである

昭和六十二年四月五日