熊本大空襲・平和祈念之碑
熊本県熊本市中央区
熊本県熊本市中央区
2021年10月 熊本県熊本市を訪ねました。中央区の市街地を流れる白川。そこにかかる大甲橋のそばに熊本大空襲・平和祈念之碑があります。戦時下における陸軍の拠点、軍都だった熊本。大きな空襲を幾度も受けています。たとえば、昭和20(1945)年7月1日。B29が154機、当か爆弾は1トンを越えました。それにより3分の1が焦土となりました。この空襲時、逃げ惑う住人が襲い来る炎から身を守るため、次々と白川に身を投げたというのです。白川は一面が碑の海だったという証言もあります。(ライオンズクラブが建立)
欄干
白川
碑
碑文
碑文
熊本市は昭和十九年十一月二十一日以来数回の空襲を受けた なかでも昭和二十年七月一日夜から二日未明にかけての B29による焼夷弾攻撃 八月十日等の空襲のため 水前寺 大江 本荘 春竹 本山 蓮台寺 八島方面 新市街下通 水道町 安巳橋 千反畑 草葉町 坪井 黒髪町方面等 市内の約三分の一が焼失 この間の罹災官公庁学校は 県庁 県会議事堂 県立図書館 財務局 税務署 専売局煙草工場 熊本郵便局 熊本幼稚園 白川 黒髪 壺川 池田 本荘 日吉 熊本の各国民学校 済々黌 熊本中学 市立 大江 家政高女 態本工業 市立商工 薬専 熊本医大等 罹災家屋約一万一千戸 罹災者約四万三千人 死者469人 負傷者552人という筆舌につくせぬ悲惨な被害を受けた
世界の平和と全人類の幸福に奉仕することを目的とするライオンズクラブはライオンズクラブ国際協会国際児童年間に当り その概要を記し 被害者の霊を弔い 再び戦争をくりかえさぬよう祈念するため この碑を建立するものである
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