海軍中佐の碑
大分県別府市
大分県別府市
2021年9月 大分県別府市野口を訪ねました。ここには町内会が建立した慰霊碑(誕生地碑)が残されています。碑文によると大東亜(太平洋)戦争のミッドウエー航空戦で戦死された友永丈市海軍中佐への慰霊碑です。彼は、空襲の総指揮官でした。生誕地の町内会による碑です。このように町内をあげての慰霊碑も造られていたのでしょう。4100kmも離れた太平洋上の島と別府市という温泉郷の町内が、戦争によってかかわってしまうという事態が生じたのです。戦争の歴史を知ることができる石碑と言えます。
関連資料
慰霊碑
慰霊碑
慰霊碑
友永丈市海軍中佐
碑文
昭和十九年三月吉日
東野口町内會建立
大東亜戰に出撃し昭和十七年六月五日みつどうえ 航空戰に於て戰死す特旨を以て正五位に叙せらん殊勲甲として二階級昇進の恩命に浴せ
解説
昭和19年3月吉日
東野口町内会建立
大東亜戦に出撃し 昭和17年6月5日 ミツドウエ航空戦(1)に於て 戦死す
特旨(2) を以て正五位に叙せらん殊勲甲(3) として 2階級昇進の恩命 に浴せ
(1) 1942(昭和17)年6月5日~7日にかけて行われたミッドウェー海戦のことであると思われる
(2) とくし。天皇のおぼしめし
(3) 特にすぐれた手柄
国土地理院地図より
GoogleMapより