豊洋小の二宮金次郎像
大分県杵築市豊洋小学校
大分県杵築市豊洋小学校
2023年1月 大分県杵築市を訪ねました。市立豊洋(ほうよう)小学校に二宮金次郎像が残されています。この像は紀元2600年記念として建立されています。台座には「報徳」と書かれています。建立は陸軍歩兵軍曹・勲七等功六級 小川幸雄氏によります。戦時中は奉安殿と金次郎像がどこの学校でも見られたのです。陸軍の山縣有朋もこの設置を進めた一人です。造られたのは日露戦争後や皇紀2600(1940)年がピークでした。日本が戦争へ向かい始めたころです。軍事予算は増大します。日本は不景気に突入し、人々の暮らしが困窮し始めます。金次郎その人は質素倹約、努力家です。しかし、軍部や政府により、軍事利用され、生活において我慢をする模範とされました。皮肉なことに銅製の像は太平洋戦争末期に金属類として供出されます。陶器やコンクリート製、石像が残っているのです。
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報徳
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