西曆2018年版英米でよくある名前(The commonest British and American names in 2018)

2018年時点での英米でよくある名前

イギリスによくある苗字

The 10 commonest surnames in the UK

https://www.surnamemap.eu/unitedkingdom/most_common_surnames_ranking.php

1位=スミス(Smith: 「鍛冶屋(かじや)」の意)

2位=ジョーンズ(Jones: 「一神教の神ヤハウエは好意を示す」の意)

3位=ブラウン(Brown: 「茶色」の意)

4位=テイラー(Taylor: 「仕立屋」の意)

5位=ウィルソン(Wilson: 「ウィリアム=“意志+守り”の息子」の意)

6位=デイヴィーズ(Davies: 「デイヴィッドつまり旧約聖書のダビデ=“愛された者”の息子」の意)

7位=エヴァンズ(Evans: 「エヴァンつまり新約聖書のヨハネ=“一神教の神ヤハウエの恩寵(おんちょう)としての贈り物”の息子」の意)

8位=ジョンソン(Johnson: 「ジョンつまり新約聖書のヨハネ=“一神教の神ヤハウエの恩寵(おんちょう)としての贈り物”の息子」の意)

9位=トマス(Thomas: 「双子の片割れ」の意)

10位=ロバーツ(Roberts: 「ロバート=“輝く名声”の息子」の意)

アメリカによくある苗字

The 10 commonest surnames in the USA

https://www.infoplease.com/top-ten-most-common-last-names-us

1位=スミス(Smith: 「鍛冶屋(かじや)」の意)

2位=ジョンソン(Johnson: 「ジョンつまり新約聖書のヨハネ=“一神教の神ヤハウエの恩寵としての贈り物”の息子」の意)

3位=ウィリアムズ(Williams: 「ウィリアム=“意志+守り”の息子」の意)

4位=ブラウン(Brown: 「茶色」の意)

5位=ジョーンズ(Jones: 「一神教の神ヤハウエは好意を示す」の意)

6位=ミラー(Miller: 「水車小屋の粉挽き屋」の意)

7位=デイヴィス(Davis: 「デイヴィッドつまり旧約聖書のダビデ=“愛された者”の息子」の意)

8位=ガルシア(Garcia: 「槍の統治」か「若熊」の意)

9位=ロドリゲス(Rodriguez: 「ロドリゴ=“名声のある統治者”の息子」の意)

10位=ウィルソン(Wilson: 「ウィリアム=“意志+守り”の息子」の意)

英米ともにスミス=「鍛冶屋(かじや)」が1位で、2位以下の結果もやや似ている。日本に鍛冶(かじ)や鍛冶屋(かじや)という苗字が僅少(きんしょう)なことを考えると興味深い。英米の間の最大の違いはアメリカの8位=ガルシアと、9位=ロドリゲスにヒスパニック系(スペイン語話者)の苗字がエントリーしている点である。また、アメリカの6位=ミラーは、ドイツ系(ドイツのみならず墺太利、スイス、その他のドイツ語圏・旧ドイツ語圏のドイツ語話者)移民のミュラー(Müller: 「水車小屋の粉挽き屋」の意)姓の多くが英語化してミラー(Miller)になった結果である。

ファーストネーム(first names)についてはイギリス(UK: United Kingdom)全体の統計(statistics)が無いため、人口の約87.6%を占めるイングランド&ウェールズ(England and Wales)の2018年(2020年時点では最新版)の政府統計を引用する。アメリカについても2018年(2020年時点では最新版)の政府統計を引用する。

2018年の一年間に名づけられたイギリス新生男児によくあるファーストネーム

The 10 commonest first names for newborn boys in England and Wales in 2018

https://www.ons.gov.uk/peoplepopulationandcommunity/birthsdeathsandmarriages/livebirths/bulletins/babynamesenglandandwales/2018

https://www.ons.gov.uk/peoplepopulationandcommunity/birthsdeathsandmarriages/livebirths/datasets/babynamesenglandandwalesbabynamesstatisticsboys

1位=オリヴァー(Oliver: 「祖先の末裔(まつえい)」の意)

2位=ジョージ(George: 「土と働く者」=「農夫」の意)

3位=ハリー(Harry: 「私有地の支配者」の意)

4位=ノア(Noah: 「休息」の意)

5位=ジャック(Jack: 「神は慈(いつく)しみ深い」の意)

6位=リオゥ(Leo: レオの転訛(てんか)した発音で「獅子(ライオン)」の意)

7位=アーサー(Arthur: 「熊戦士としての王の息子」転じて「高貴にして勇敢」の意)

8位=ムハンマド(Muhammad: 「称賛に値する」の意のイスラム名)

9位=オスカー(Oscar: 「鹿の友」または「神の槍」の意)

10位=チャーリー(Charlie: 「自由人の男」の意)

2018年の一年間に名づけられたイギリス新生女児によくあるファーストネーム

The 10 commonest first names for newborn girls in England and Wales in 2018

https://www.ons.gov.uk/peoplepopulationandcommunity/birthsdeathsandmarriages/livebirths/bulletins/babynamesenglandandwales/2018

https://www.ons.gov.uk/peoplepopulationandcommunity/birthsdeathsandmarriages/livebirths/datasets/babynamesenglandandwalesbabynamesstatisticsgirls

1位=オリヴィア(Olivia: 「オリーブの木」の意)

2位=アメリア(Amelia: 「主(しゅ)=神の働き」転じて「勤勉な労働」の意)

3位=エイヴァ(Ava: アーヴァの転訛(てんか)した発音で「生命」または「鳥(トリ)」の意)

4位=アイラ(Isla: 「動的で活力にあふれ太陽のようにきらめいて」または「島(しま)」の意)

5位=エミリー(Emily: 「主(しゅ)=神の働き」転じて「勤勉な労働」の意)

6位=ミア(Mia: 「私のもの」または「いとしの」の意)

7位=イザベラ(Isabella: 「聖なる」または「神に約された」の意)

8位=ソフィア(Sophia: 「叡智(えいち)」「知恵」の意)

9位=エラ(Ella: 「美しい妖精の女」の意)

10位=グレイス(Grace: 「魅力」転じて「神の恩寵(おんちょう)」の意)

2018年の一年間に名づけられたアメリカ新生男児によくあるファーストネーム

The 10 commonest first names for newborn American boys in 2018

https://www.ssa.gov/oact/babynames/

1位=リアム(Liam: 「意志+守り」または「守護者」の意)

2位=ノア(Noah: 旧約聖書の「ノアの方舟(はこぶね)」伝説に由来し、元来は「休息」の意)

3位=ウィリアム(William: 「意志+守り」の意)

4位=ジェイムズ(James: 「従う者」「取って代わる者」の意)

5位=オリヴァー(Oliver: 「祖先の末裔(まつえい)」の意)

6位=ベンジャミン(Benjamin: 「南の息子」「右手側の息子」の意)

7位=イライジャ(Elijah: 「我が神はヤハウエ」の意)

8位=ルーカス(Lucas: 「イタリア半島南部のルーカニア=“輝国”出身の男」の意)

9位=メイソン(Mason: 「石工(いしく)」の意)

10位=ローガン(Logan: 「戦士の末裔(まつえい)」または「小さな窪(くぼ)み」の意)

2018年の一年間に名づけられたアメリカ新生女児によくあるファーストネーム

The 10 commonest first names for newborn American girls in 2018

https://www.ssa.gov/oact/babynames/

1位=エマ(Emma: 「全般的な」「万物の」の意)

2位=オリヴィア(Olivia: 「オリーブの木」の意)

3位=アーヴァ(Ava: 「生命」または「鳥(トリ)」の意)

4位=イザベラ(Isabella: 「聖なる」または「神に約された」の意)

5位=ソフィア(Sophia: 「叡智(えいち)」「知恵」の意)

6位=シャーロット(Charlotte: 「自由人の女」の意)

7位=ミア(Mia: 「私のもの」または「いとしの」の意)

8位=アメリア(Amelia: 「主(しゅ)=神の働き」転じて「勤勉な労働」の意)

9位=ハーパー(Harper: 「竪琴(ハープ)弾き」の意)

10位=イーヴリン(Evelyn: 「生命」または「(美しい)鳥(トリ)」転じて「子宝願望」の意)