令和2年度後期「イギリス文化論」レポート課題

【課題告知日】

2020年11月23日(月・祝)

【締切】

第13週の2021年1月19日(火) 17:00。もっと早く提出するのも可。

(なお、後期「イギリス文化論」最終講義は第15週の2021年2月2日(火))

【レポート課題】

・君主制

・宗教

・恋愛や結婚

・環境問題

・移民問題

・アイルランド問題

・欧州との関係

の7つのテーマの中から1つを選ぶか、或(ある)いは複数のテーマを絡ませながら参考文献や信頼に値するウェブサイトを用いて小論文を書きなさい。概論でも各論でも良い。参考文献はシラバス( https://sites.google.com/site/xapaga/home/igirisubunkaronsyllabus2 )に挙げてあるが、それ以外の資料も使用されたい。

【使用言語】

日本語または英語(但し、英語で頑張って書いたという理由だけでの評点の加算は無い)。

【枚数】

特に指定せず。概(がい)して評価が高いのは4~6枚程度のレポート。

【レポート形態】

日頃の宿題と異なり、添付ファイルのみ受け付ける。添付は原則として Word ファイル(拡張子 .docx または .doc)、または PDF ファイル(拡張子 .pdf)、または text ファイル(拡張子 .txt)のみ受け付けるが、どうしても手書きにしたい場合は、書いた現物を撮影した画像ファイル(拡張子 .jpg または .jpeg または .gif)にして添付すること。但し、後者2つ(テキスト・ファイルや画像ファイル)での提出者で今まで高得点を獲得した学生は皆無なので要注意。いずれの場合も参考文献・参考資料(ウェブサイトも可)を必ず明記すること。

【提出方法】

UpShowaの「授業プロファイル」内の「課題管理(Homework)」に添付。

【受領確認】

UpShowaの「授業プロファイル」内の「課題管理(Homework)」で各自が確認。

【参考】

高い評価を受けるレポート(良いレポート)

・意味のよく通る言葉で書かれている。

・何度も読み直して推敲(すいこう)作業を経ている。

・複数の資料(書籍やウェブサイトなど)を読み込んで自分のものにしている(資料の咀嚼)。

・自分の意見を開陳している(良い意味で個性的)。

低い評価が下されるレポート(悪いレポート)

・決められたルールを守っていない(提出期限、用紙サイズなど)。

・(手書きの場合)字が荒れている、ないしは達筆すぎて判読不能。

・誤字脱字が多い。

・改行の仕方がでたらめ。

・引用文でもないのに文体が途中で変わる(デスマス調とデアル体の混在)。

・悪文のため論旨が意味不明。

・短すぎる。

・書きっぱなしで読み直していない(推敲作業の欠如)。

・参考資料を明記していない(資料の盗用)。

・書籍の丸写しやウェブサイトのコピペ(同上)。コピペはネット上ですぐにでも検知可能。

・他の学生と同一内容(同上または個性の欠如)。一字一句まったく同じレポートを発見した場合は、どちらも0点。

【補足】

質疑応答形式で補足説明

01)レポート課題について質問があります。「小論文」というと、何か問題提起があり、それについて賛成・反対を自分の意見や根拠とともに述べるものだと私は理解しています。今回のレポート課題は自分でテーマを選び、そのテーマが抱えている現代の問題について自論を展開するということでしょうか? 或(ある)いはテーマを「イギリスの〇〇〇」として、その説明をするのでしょうか? ⇒ 結論から言うと、この授業の課題としては、どちらも可能です。前者の問題提起型ですが、これは或る学者の見解に対する自分の立場(賛成、反対、部分的に賛成)を明らかにし、他の複数の学者の議論を援用して高度な議論展開をすることが可能です。また、「一般にはイギリス人は〇〇だという固定観念があるが、実際には△△△や◇◇◇という証拠やデータがあり、その信憑性を疑ってみる必要がある」という議論を展開することも可能です。これらは高度なレポートです。そこまで高度でなくても、後者の説明型(語句や概念を自分の言葉で具体的に説明)も良しとします。しかし単に説明に終始せず、自分の意見も開陳するのが良いレポートです。

02)何枚くらい書くのが適当ですか? ⇒ 特に決めていませんが、長すぎず短すぎずが良いです。概(がい)して評価が高いのは4~6枚程度のレポートですが、字の大きさや行間スペースなど個人差があるので一概には言えません。

03)表紙を付ける必要はありますか? ⇒ いいえ。付けても付けなくても、どちらでも構いません。ただ、1%程度の確率ですが、氏名を書き忘れた状態で提出してしまう学生がいます。特定するのに余計な時間と労力を要してしまいますので、どうか氏名の書き忘れだけは避けてください。ご協力をお願いします。

04)参考文献に先生がシラバス( https://sites.google.com/site/xapaga/home/igirisubunkaronsyllabus2 )で挙げられた以外の資料を使っても良いですか? ⇒ もちろんです。是非そうしてください。私(原田)が知らない良書の存在を教えてください。

05)先生の授業資料や講義で聴いた内容を参考にして書いても良いですか? ⇒ はい。ただ、口頭でのみ述べた内容は聞き間違いなどしている恐れがあるので、使うならウェブ上のこの授業資料にしてください。

06)「イギリスの〇〇〇」のように必ずイギリスに関連した内容でなければいけませんか? ⇒ はい。当然です。これは「イギリス文化論」のレポート課題です。

07)フォントの種類の指定はありますか? ⇒ 特に決めていませんが、あまりにも読みにくい飾り文字は避けてください。

08)上記に関連して、フォントの大きさの指定はありますか? ⇒ 特に決めていませんが、本文は10.5から12ポイントぐらいが妥当な大きさと言えるでしょう。

09)図や表を添付しても宜(よろ)しいですか? ⇒ はい。但し、他人の作成した物を借りてきた場合は、出典・出所を明らかにしてください。出典・出所さえ明記してあれば、図表のコピペ(copy & paste)も良しとしますが、自分で作った図表の方が評価は高いです。

10)きちんと提出できたかどうかの確認はどうすればできますか? ⇒ このウェブページに苗字の英文字とイニシャルを掲載します。また、期日が過ぎたら未提出と思しき学生に対してUpShowaのメール機能を使って確認します。確認とは、①提出した筈(はず)なのに何か行き違いがあったのか、②未提出だが遅ればせながら1月〇〇日には提出するつもりか、③提出する意志が無いのかということです。

11)手書きで書いて画像を添付する場合、行(罫線)が入っている紙の方が良いですか? ⇒ 目が疲れるような紙でなければ、罫線が入っていようが、方眼紙だろうが、原稿用紙だろうが、無地の紙だろうが、特に指定しません。繰り返しますが、テキスト・ファイルや画像ファイルでの提出者で今まで高得点を獲得した学生は皆無ですので、そのつもりで。

12)再提出を求められることはありますか? ⇒ 期日よりもずっと早く提出した学生に再提出を求めることはありますが、それは例外中の例外です。

13)上記に関連して、再提出の基準を教えてください。 ⇒ 過去に再提出を求めたケースでは、文章が短すぎて内容がスカスカな場合や、頑張って英語で書いてきたのは結構ながら、間違いだらけで読むに堪えない場合です。

14)私(質問者)はレポートを英語で書こう、英文で書く練習も兼ねて挑戦したいと思っています。極力間違いの無いよう心がけますが、文法上の間違いがいくつかあるかと思います。それでも、宜しいですか? 点数は気にしません。ただ私が書きたいだけです。 ⇒ はい。レポートで使用する言語は日本語でも英語でも構いません。上記にも書いたように、英語で頑張って書いたという理由だけでの評点の加算はありません。

15)上記に関連して、全文を英語で書くのは無理なので、冒頭部だけを英語で書いても宜しいですか? ⇒ はい。どうぞ、そうしてください。日本の大学の先生がよくやるように、和文論文の冒頭に英文レジュメ(要約)を載せるのも良いと思います。ただ、何度も言いますが、英語で頑張って書いたからというだけの理由で得点の加点はありません。日本語でも英語でも条件は同じです。

16)7つのテーマのどれかに沿っていれば、授業で触れられていないトピックでも宜しいですか? ⇒ はい。もちろんです。