西曆2015年 4月 6日(月) 東京新聞「特報」: ニセの歴史か 「江戸しぐさ」 史料の裏付けなし

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越川禮子(こしかわ れいこ, b.1926)著

『商人道「江戸しぐさ」の知恵袋 』(講談社 +α新書, 2001年)

http://www.amazon.co.jp/product-reviews/4062720914/ref=dp_db_cm_cr_acr_txt?ie=UTF8&showViewpoints=1

江戸っ子を一部の官軍は目の色を変えて追い回した。「江戸っ子狩り」は嵐のように吹き荒れた。摘発の目安は「江戸しぐさ」。ことに女、子どもが狙われた。私達の目にはふれないが、ベトナムのソンミ村、アメリカネイティブのウーンデットニーの殺戮にも匹敵するほどの血が流れたという話もあながち嘘ではないかもしれない。それらは、史実の記録はおろか、小説にも書かれていないが。(第七章 抹殺された「江戸しぐさ」)

個人サイト

古典の窓

2002年度 中学入試

http://www.cims.jp/star/kororin/nyusi2002t.html

・『商人道「江戸しぐさ」の知恵袋』 越川禮子……【1】灘中

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越川禮子(こしかわ れいこ, b.1926)著

『暮らしうるおう江戸しぐさ』(朝日新聞社, 2007年)

http://www.amazon.co.jp/product-reviews/4022503122/ref=dp_db_cm_cr_acr_txt?ie=UTF8&showViewpoints=1

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越川禮子(こしかわ れいこ, b.1926)著

『子どもが育つ江戸しぐさ 』(ロングセラーズ ロング新書, 2007年)

http://www.amazon.co.jp/product-reviews/4845407868/ref=dp_db_cm_cr_acr_txt?ie=UTF8&showViewpoints=1

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桐山勝(きりやま まさる, b.1944)著

越川禮子(こしかわ れいこ, b.1926)監修

『江戸しぐさ事典』(三五館, 2012年)

http://www.amazon.co.jp/product-reviews/4883205665/ref=dp_db_cm_cr_acr_txt?ie=UTF8&showViewpoints=1

NTTコムウェア

COMZINE 2007年10月号

越川禮子さん かしこい生き方のススメ

http://www.nttcom.co.jp/comzine/no053/wise/

日経ビジネス

マネジャーは「江戸しぐさ」を学べ!

江戸の商人道に学ぶリーダーの心得

田中知子

2008年1月30日(水)

http://business.nikkeibp.co.jp/article/person/20080128/145553/ (リンク切れ)

NPO法人 江戸しぐさ公式ウェブサイト

http://www.edoshigusa.org/

一般社団法人 芝三光の江戸しぐさ振興会

活動状況(平成26年=2014年以降)

http://edoshigusa.biz/?page_id=19

平成26年

2014年6月23日(月) 大東文化大学で講演

2014年10月4日(土) 東京都葛飾区立住吉小学校で講演

2014年11月17日(月) 東京中央新ロータリークラブ(在東京都中央区)で卓話

平成27年

2015年1月20日(火) 東京セントラルパークロータリークラブ(在東京都新宿区)で卓話

2015年1月22日(木) 大和中ロータリークラブで卓話

2015年5月9日(土) 東京都稲城市立第6中学校で講演

2015年6月15日(月) 大東文化大学で講演

2015年7月28日(火) 東京後楽ロータリークラブで卓話

2015年8月18日(火) 東京北ロータリ-クラブで卓話

2015年8月27日(木) 東京神田ロータリークラブで卓話

2015年9月3日(木) 東京品川ロータリークラブで卓話

2015年9月9日(水)、10日(木)、11日(金)、14日(月) 東京アナウンス学院(在東京都中野区)で連続講義

2015年9月18日(金) 東京小石川ロータリークラブで卓話

2015年11月25日(水) 中野商工会議所「中野21の会」で講演

平成28年

2016年2月19日(金) 武蔵府中法人会女性部会で講演

2016年5月16日(月) 大東文化大学で講義

2016年5月17日(火) 江戸しぐさ協会講義

2016年6月21日(火) 江戸しぐさ協会講演

2016年10月13日(木)、20日(木)、27日(木) 大東文化大学オープンカレッジ

2016年12月23日(金・祝)、24日(土) 埼玉県日高市武蔵台公民館

平成29年

2017年1月19日(木) 東京町田サルビアロータリークラブ

2017年1月20日(金)、21日(土) 「芝三光の江戸しぐさ」展示会

2017年5月15日(月) 大東文化大学ボランティア授業

2017年5月26日(金) 江戸しぐさ協会講演

2017年6月1日(木) 大東文化会館でオープンカレッジ春季講座

2017年6月23日(金) 江戸しぐさ協会講義

2017年6月25日(日) 東京都板橋区高島平三丁目自治会と図書館で合同講演

2017年7月5日(水) 大田区調布大塚小学校で講座

2017年7月21日(金) 江戸しぐさ協会講義

2017年9月11日(月)~14日(木) 東京アナウンス学院(在東京都中野区)短期集中講座

2017年9月15日(金) 江戸しぐさ協会講義

2017年10月12日(木)、19日(木)、26日(木) 大東文化大学オープンカレッジで講義

2017年10月20日(金) 江戸しぐさ協会講義

2017年11月17日(金) 江戸しぐさ協会講義

2017年12月15日(金) 江戸しぐさ協会講義

平成30年

2018年1月19日(金) 江戸しぐさ協会講義

2018年3月16日(金) 江戸しぐさ協会講演

2018年6月7日(木)、14日(木)、21日(木) 大東文化大学オープンカレッジで講義

2018年10月11日(木)、19日(木)、25日(木) 大東文化大学オープンカレッジで講義

2018年11月10日(土) 東京都板橋区高島平三丁目自治会市民講座で講義

2018年11月11日(日) 東京都立川市市民講座の生涯学習の一環として講義

2018年11月13日(火) 社会福祉法人 至誠コミホーム(在東京都立川市)老人会講座で講義

2018年11月17日(土) 横浜遺跡フェスタ2018江戸市

2018年12月11日(火) 社会福祉法人 至誠コミホーム(在東京都立川市)老人会講座で講義

平成31年

2019年1月8日(火) コミホーム 老人会

2019年2月12日(火) コミホーム 老人会

2019年3月12日(火) コミホーム 老人会

2019年4月9日(火) コミホーム 老人会

令和元年

2019年5月28日(火) コミホーム 老人会

2019年5月29日(水) すまいるらいふ 講話

2019年6月1日(土) 横浜センター北都筑区古民家「江戸市」で第一回講演

2019年6月6日(木) 東京自由が丘ロータリークラブ例会 卓話

2019年6月11日(火) コミホーム 朗読会

2019年7月24日(水) 結びの会(東京都大田区内)夏休みスクールの第一弾として田園調布小学校での1~6年生20名対象

令和2年(2020年)、令和3年(2021年)の活動状況は不明

xapagaから一言

2016年5月以降は江戸しぐさ協会での講義の比率が高まっている。ロータリークラブでの実施は2017年1月以降は皆無。大学での実施は大東文化大学のみであるが、同大学には江戸しぐさ協会の会員がいるのかも知れない。

個人ブログ

せたがやしぐさ どっと こむ

2008年7月12日(土)

昭和女子大・「子育てファミリーフェスタ」にて

http://setagayashigusa.blogspot.jp/2008/07/71230-130.html

電話の誘導にそって、歩いていくとなんと、あの「女性の品格」の著者であり、昭和女子大学・学長の坂東眞理子先生がほんの目の前に佇んでいらっしゃるではないか!オレンジ色の夏らしいワンピースに身を包み、小柄であるが凛としたオーラが漂っていた!

メンバーとの会話もそこそこに、すぐさま坂東先生に挨拶をすることになった。坂東先生は快く大古田実行委員長の「世田谷しぐさ」の説明を聞いてくださり、温かい激励の言葉をくださった。また先生のお話に「江戸しぐさ」の第一人者でいらっしゃる越川禮子先生のお名前や江戸しぐさ用語がすらすらと出てきた。さすがに、品格の女史である。私は、なにも言えずただただひれ伏していた・・・。

さて、その後学長のお言葉を胸にわれわれは、子育てフェスタの各ブースを回り、「世田谷しぐさ」の説明とビラ配りをしてまわった。

個人ブログ

秘伝の書庫

2008年6月17日(火)

坂東眞理子(ばんどう まりこ, b.1946)著

『親の品格』(PHP研究所 PHP新書, 2007年)紹介

http://blogs.yahoo.co.jp/kianu6/10987670.html (リンク切れ)

・江戸しぐさ

都市生活で他人を不愉快にせず、気持ちよく過ごすマナー。江戸しぐさの精神は、周囲を見回す余裕を持つということであり、その気持ちを形として表すこと。自ずと体が反応するように幼いときから習慣づけて、体に覚えさせる。

傘かしげ・・傘をさした人同士がすれ違うとき、お互いが少し斜めに傘を反対方向にかしげる。

肩引き・・・狭い道で他人と行き違うとき、肩や腕をちょっと引いて通行の妨げにならないしぐさ。

グーグル・ブックス

坂東眞理子(ばんどう まりこ, b.1946)著

『親の品格』(PHP研究所 PHP新書, 2007年)抜粋(pp.62-65)

https://books.google.co.jp/books?id=0TkwDfYK39MC&pg=PT28&lpg=PT28&dq=%E6%B1%9F%E6%88%B8%E3%81%97%E3%81%90%E3%81%95%E8%AA%9E%E3%82%8A%E3%81%B9%E3%81%AE%E4%BC%9A&source=bl&ots=IP6EY6GLKI&sig=Manzo7YCxng6_aaUKIuZGwf2hIg&hl=ja&sa=X&ved=0CEQQ6AEwBmoVChMIibe657m9yAIVhtYsCh1vAQ96#v=onepage&q=%E6%B1%9F%E6%88%B8%E3%81%97%E3%81%90%E3%81%95%E8%AA%9E%E3%82%8A%E3%81%B9%E3%81%AE%E4%BC%9A&f=false

◆現代版“江戸しぐさ”を身につける

江戸の町人たちは都市生活のなかで他人を不愉快にせず、気持ちよくすごすマナーを共有財産として身につけていました。これを江戸しぐさといい、「江戸しぐさ語りべの会」を主宰している越川禮子さんが伝承に努めておられます。たとえば「傘かしげ」は、雨[p.62/p.63]の日に傘をさした人同士がすれ違うとき、お互いが少し斜めに傘を反対方向にかしげるとお互いしずくに濡れないマナーです。「こぶし腰浮かせ」は渡し舟に乗るときなど、先に乗っていた客一人ひとりが腰を浮かしてこぶしひとつほどつめると、もう一人が座れるというものです。現代の都市生活で、すべての江戸しぐさがそのまま使えるわけではありませんが、江戸しぐさをそのまま真似るのではなく、その精神を真似ると応用する場は広がります。

こぶし腰浮かせは、現代の公共交通機関では妊婦、障害者、高齢者に席を譲ることです。優先席を譲るだけではなく、普通席に座っているときも、すすんで席を譲りましょう。子どもは乗り物のなかで立つべきと前項でも言いました。空席は席取り競争で勝ったものの権利として占領していいわけではありません。反対に「通せんぼしぐさ」「仁王立ちしぐさ」のように、人の通行を邪魔し、人の流れを滞(とどこお)らせる動きはしないように気をつけます。ドアの近くを占領して乗り降りの人の邪魔にならないようにする、蟹歩きで奥のほうにつめる、というのも基礎的なしぐさです。

開けたドアを後から来る人のために押さえておく、エレベーターの乗降時にはわれ先[p.63/p.64]に降りず、先を譲ってドアを押さえる、女性とくに年長の女性の重い荷物を持ってあげる、車椅子の人が苦労していたら手伝ってあげるといったしぐさも現在は必要です。狭い道で他人と行き違うとき、肩や腕をちょっと引いて通行の妨げにならないしぐさは「肩引き」といったようですが、これも人通りの多いデパートのなかや、展覧会の狭い通路などでそのまま使えそうです。

江戸しぐさの精神は、自分のことだけではなく周囲を見回す余裕をもつということであり、その気持ちを形として外へ表すということです。いくら思いやりのあるやさしい人間だと自分では思っていても、形で表現しなければ気持ちは伝わりません。それをいちいち考えて行うのではなく、おのずと体が反応するように幼いときから習慣づけて、体に覚えさせるのです。これを江戸時代では六つしつけといって、五、六歳ころに教えるというより、見よう見まねで体に覚えさせたそうです。このような他人に不快感を与えない振る舞いが身についているのが江戸っ子、すなわち都会人とされました。

江戸しぐさのなかには現代では必要のないものや、あまりにも町人の生活に密着しすぎたものもありますが、都会生活のマナーを物心つくころに体得する点は、大いに見[p64./p.65]習いたいものです。

グーグル・ブックス

坂東眞理子(ばんどう まりこ, b.1946)著

『大人になる前に身につけてほしいこと』(PHP研究所, 2008年)抜粋(pp.78-81)

https://books.google.co.jp/books?id=_Z3rUrUZDO8C&pg=PT36&dq=%E5%9D%82%E6%9D%B1%E7%9C%9E%E7%90%86%E5%AD%90%E3%80%80%E5%A4%A7%E4%BA%BA%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8B%E5%89%8D%E3%81%AB%E8%BA%AB%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%91%E3%81%A6%E3%81%BB%E3%81%97%E3%81%84%E3%81%93%E3%81%A8%E3%80%80%E6%B1%9F%E6%88%B8%E3%81%97%E3%81%90%E3%81%95&hl=en&sa=X&ved=0CBwQ6AEwAGoVChMI0ISy0Y6-yAIVhoOmCh0degAF#v=onepage&q=%E5%9D%82%E6%9D%B1%E7%9C%9E%E7%90%86%E5%AD%90%E3%80%80%E5%A4%A7%E4%BA%BA%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8B%E5%89%8D%E3%81%AB%E8%BA%AB%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%91%E3%81%A6%E3%81%BB%E3%81%97%E3%81%84%E3%81%93%E3%81%A8%E3%80%80%E6%B1%9F%E6%88%B8%E3%81%97%E3%81%90%E3%81%95&f=false

江戸(えど)しぐさの心を持った人

雨の日に、傘(かさ)をさした人どうしがすれちがうとき、お互(たが)いが少し斜(なな)めに傘(かさ)を反対方[p.78/p.79]向に傾(かたむ)ける(かしげる)ことで、相手にしずくがかからないようにする「傘(かさ)かしげ」。乗り物に乗るとき、座っている一人ひとりが、腰(こし)を浮()かせてこぶしひとつ分だけ場所をつめることで、ひとりでも多くの人が座れるようにする「こぶし腰(こし)浮()かせ」。これらは「江戸(えど)しぐさ」といって、江戸(えど)時代の町人(ちょうにん)たちが、まわりの人を気づかいながら、気持ちよく暮らすために身につけていたマナーです。

「こぶし腰(こし)浮()かせ」は、電車など現代の乗り物にも応用できるマナーです。席をつめるだけでなく、お年寄りなどに席をゆずることも「腰(こし)浮()かせ」と言えるでしょう。

また、「通せんぼしぐさ」「仁王(におう)立ちしぐさ」のように、人の通行をじゃましたり、ドアのあたりに立ったままで、乗り降りする人の流れをさえぎったりするようなことはしないようにします。

狭(せま)い道で人とすれちがうとき、肩(かた)をちょっと引いてすれちがいやすくする「肩(かた)引き」というしぐさもあります。これもデパートなどの人ごみのなかで歩くときに、そのまま使えそうです。こうした江戸(えど)しぐさは人口の多い都市で、トラブルを起こさず[p.79/p.80]生活するための知恵(ちえ)として発達しました。

「江戸(えど)しぐさ」のもとになっている心は、自分のことだけ考えるのではなく、ちょっとだけまわりを見回す余裕(よゆう)を持つということです。そして、まわりに対する気づかいを、形にして表すということです。

いくら他人への思いやりの気持ちを持っていても、それを形で表さなければ、人には伝わりません。江戸(えど)っ子は、それを頭で考えてするのではなく、自然に体が動くように、子どものころからしつけられていたそうです。

時代が違(ちが)うので、江戸(えど)しぐさのなかには、現代の生活では必要のないものもありますが、新しいマナーが必要な場も増えています。

開けたドアをあとから来る人のために押()さえておく。エレベーターの乗り降りには、ボタンを押()してドアが閉まらないようにして、ほかの人が先に乗り降りするのを待つ、重い荷物を持っている人や、車(くるま)椅子(いす)の人の手助けをするなど、現代版の「江戸(えど)しぐさ」としてあたりまえにできるよう身につけておきたいマナーはたくさんありま[p.80/p.81]す。

江戸(えど)っ子が粋(いき)だと言われたのは、こうした都会生活のマナーをあたりまえのこととして身につけているので、相手のプライバシーを尊重しながら、相手の気持ちをなにげなく思いやる習慣があったからです。

粋(いき)な江戸(えど)っ子たちのように、大人になる前に、都会生活のマナーをしっかり体で覚えるようにしたいものです。

文部科学省(英称 Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology; 英略称 MEXT)公式ウェブサイト

http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/doutoku/index.htm

道徳教育

私たちの道徳

趣旨

「私たちの道徳」は,「心のノート」を全面改訂したものであり,児童生徒が道徳的価値について自ら考え,実際に行動できるようになることをねらいとして作成した道徳教育用教材です。

本冊子は,平成26年度から使用できるよう,全国の小・中学校に配布することとしています。

特徴

「道徳の時間」はもちろん,学校の教育活動全体を通じて,また,家庭や地域においても活用することが期待されます。

学習指導要領に示す道徳の内容項目ごとに「読み物部分」と「書き込み部分」とで構成しています。

児童生徒の発達の段階を踏まえ,先人等の名言,偉人や著名人の生き方に関する内容を多く取り上げるとともに,いじめ問題への対応や我が国の伝統と文化,情報モラルに関する内容などの充実を図っています。

文部科学省(英称 Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology; 英略称 MEXT)編著

『私たちの道徳 小学校5・6年』(廣済堂あかつき株式会社, 2014年)

http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/doutoku/detail/1344254.htm

同書pp.54-71

http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2016/02/18/1344900_4_2.pdf

江戸しぐさに学ぼう

礼儀正しく真心をもって三百年もの長い間、平和が続いた江戸時代に、江戸しぐさは生まれました。

江戸しぐさには、人々がたがいに気持ち良く暮らしていくための知恵がこめられています。

「江戸しぐさ」は

どうして生まれたのでしょうか

江戸時代、 江戸の町には、 全国から文化や習慣のちがう人たちが集まってきました。

そのため、 様々な人たちがおたがいに仲良く平和に暮らしていけるようにと、 大きな店の商人たちは、 当時、 「商人しぐさ」 と呼ばれていたものを広めていこうとしました。 「商人しぐさ」 は、 例えば 「お天道様に申し訳ないことはしない」 とか 「おかげさま」 などの考えを元にした商いの心得を態度に表したものです。この 「商人しぐさ」 が元になり、 江戸の町に広がっていったものが 「江戸しぐさ」 と呼ばれるようになりました。

このように、 江戸の人々は、 お天道様にはずかしくないように行動することや、 人のおかげで物事が成り立っていると考えることなどを通して、 真心をもって人間関係を大切にしようとしていたことが分かります。

BLOGOS編集部

2014年10月15日(水)

“偽物の歴史”を教育に用いるのは、倫理の根幹を破壊する行為

~「江戸しぐさの正体」著者・原田実氏インタビュー

http://blogos.com/article/96470/

http://blogos.com/article/96470/?p=2

実在しない江戸しぐさが記載された道徳の教科書のPDFが波紋を広げる

2015年1月4日(日)

http://togetter.com/li/766103

アマゾン他

原田実(はらだ みのる, b.1961)著

『江戸しぐさの正体 教育をむしばむ偽りの伝統』 (星海社新書, 2014年)

http://www.amazon.co.jp/product-reviews/4061385550/ref=dp_db_cm_cr_acr_txt?ie=UTF8&showViewpoints=1

http://sai-zen-sen.jp/editors/blog/sekaizatsuwa/post-909.html

http://ji-sedai.jp/book/publication/works/edo_02.pdf

アマゾン

原田実(はらだ みのる, b.1961)著

『江戸しぐさの終焉』(星海社新書, 2016年)

http://www.amazon.co.jp/product-reviews/4061385828/ref=acr_dpproductdetail_text?ie=UTF8&showViewpoints=1

ジセダイ(ji-sedai.jp

「江戸しぐさ」ではなく、本書を道徳教材に(レビュアー:荻上チキ)

2016年初頭(掲載日不詳)

http://ji-sedai.jp/book/publication/review/shuuen.html

ジセダイ(ji-sedai.jp

エディターズダイアリー

トンデモな「江戸しぐさ」を検証。

築地教介(つきじ きょうすけ or のりすけ?, b.1977)

2014年8月25日(月)

http://ji-sedai.jp/editor/blog/post_116.html

ジセダイ(ji-sedai.jp

原田実(はらだ みのる, b.1961)

続・江戸しぐさの正体

第1回:謎の「東都茶人会」 ──芝三光の「江戸しぐさ」以前

2015年1月27日(火)

http://ji-sedai.jp/series/edoshigusa/001.html

ジセダイ(ji-sedai.jp

原田実(はらだ みのる, b.1961)

続・江戸しぐさの正体

第2回:「江戸食事仕様」とは何だったのか

2015年2月10日(火)

http://ji-sedai.jp/series/edoshigusa/002.html

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原田実(はらだ みのる, b.1961)

続・江戸しぐさの正体

第3回:失われた「江戸しぐさ」 ──「八度の契り」とは何か

2015年2月24日(火)

http://ji-sedai.jp/series/edoshigusa/003.html

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原田実(はらだ みのる, b.1961)

続・江戸しぐさの正体

第4回:和城伊勢の正体① 後継者の器ではなかった愛弟子

2015年3月19日(木)

http://ji-sedai.jp/series/edoshigusa/004.html

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原田実(はらだ みのる, b.1961)

続・江戸しぐさの正体

第5回:和城伊勢の正体② 芝三光の後継者争い?

2015年3月31日(火)

http://ji-sedai.jp/series/edoshigusa/005.html

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原田実(はらだ みのる, b.1961)

続・江戸しぐさの正体

第6回:最古の「江戸しぐさ」を探る 帝国海軍の亡霊

2015年4月9日(木)

http://ji-sedai.jp/series/edoshigusa/006.html

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原田実(はらだ みのる, b.1961)

続・江戸しぐさの正体

第7回:「二百五十戒五百律」とは何か 電車の中で生まれた「原・江戸しぐさ」

2015年4月21日(火)

http://ji-sedai.jp/series/edoshigusa/007.html

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原田実(はらだ みのる, b.1961)

続・江戸しぐさの正体

第8回:「江戸しぐさ」と村尾清一① 『読売新聞』のエリート記者

2015年5月7日(木)

http://ji-sedai.jp/series/edoshigusa/008.html

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原田実(はらだ みのる, b.1961)

続・江戸しぐさの正体

第9回:「江戸しぐさ」と村尾清一② 「江戸しぐさ」は「城内しうち」だった?

2015年5月21日(木)

http://ji-sedai.jp/series/edoshigusa/009.html

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原田実(はらだ みのる, b.1961)

続・江戸しぐさの正体

第10回:「江戸しぐさ」復元? 幻の映像記録計画

2015年6月4日(木)

http://ji-sedai.jp/series/edoshigusa/010.html

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原田実(はらだ みのる, b.1961)

続・江戸しぐさの正体

第11回:芝三光の特別講義 江戸講講師、女子大に行く

2015年6月18日(木)

http://ji-sedai.jp/series/edoshigusa/011.html

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原田実(はらだ みのる, b.1961)

続・江戸しぐさの正体

第12回:芝三光の特別講義② 昭和10年代の思い出

2015年7月2日(木)

http://ji-sedai.jp/series/edoshigusa/012.html

ジセダイ(ji-sedai.jp

原田実(はらだ みのる, b.1961)

続・江戸しぐさの正体

第13回:田中優子(たなか ゆうこ, b.1952)法政大学総長の方向転換 『NEWS23』における「江戸しぐさ」報道によせて

2015年7月7日(月)

http://ji-sedai.jp/series/edoshigusa/013.html

麗澤大学ウェブサイト

法政大学 社会学部メディア社会学科教授 田中優子 氏が講演

2013年6月12日(水)

http://www.reitaku-u.ac.jp/2013/06/12/32051

講演終了後の質疑応答では活発な質問がなされ、田中氏は「江戸しぐさ」を基に補足説明をされました。田中氏は、「”江戸しぐさ”といわれる”傘かしげ”や”こぶし腰浮かせ”などは、相手を思いやる気持ちがないとできない動作です。重要な点は、それらが社会へ出る中で、人間関係の距離感を自然につくりだすという、独自の日本文化であることです」と述べられました。

ジセダイ(ji-sedai.jp

原田実(はらだ みのる, b.1961)

続・江戸しぐさの正体

第14回:文部科学省と「江戸しぐさ」

2015年7月28日(火)

http://ji-sedai.jp/series/edoshigusa/014.html

ジセダイ(ji-sedai.jp

原田実(はらだ みのる, b.1961)

続・江戸しぐさの正体

第15回:時代劇嫌いだった芝三光

2015年10月22日(木)

http://ji-sedai.jp/series/edoshigusa/015.html

ジセダイ(ji-sedai.jp

原田実(はらだ みのる, b.1961)

続・江戸しぐさの正体

第16回:NPO法人江戸しぐさの主導者・桐山勝

2016年2月24日(水)

http://ji-sedai.jp/series/edoshigusa/016.html

傘かしげ、こぶし腰浮かせ…「江戸しぐさ」のデマ。人はなぜトンデモを信じてしまうのか

エキレビ(エキサイトレビュー)

青柳美帆子(あおやぎ みほこ, b.1990)

2014年9月12日(金) 10:30

https://www.excite.co.jp/News/reviewbook/20140912/E1410451561527.html

https://www.excite.co.jp/News/reviewbook/20140912/E1410451561527.html?_p=2

昭和女子大学

人間文化学部日本語日本文学科ブログ

「昔は良かった」のか…(第3回)

2014年9月19日(金)

http://content.swu.ac.jp/nichibun-blog/2014/09/19/%E3%80%8C%E6%98%94%E3%81%AF%E8%89%AF%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%80%8D%E3%81%AE%E3%81%8B%E2%80%A6%EF%BC%88%E7%AC%AC%EF%BC%93%E5%9B%9E%EF%BC%89/

数日前に大変面白い本に出会いました。9月7日の朝日新聞の書評欄で取り上げられていたのを見て、早速注文しました。その本は『江戸しぐさの正体』(原田実 星海社新書2014年8月)です。

「江戸しぐさ」とは「江戸商人のリーダーたちが築き上げた、上に立つ者の行動哲学です。よき商人として、いかに生きるべきかという商人道で、人間関係を円滑にするための知恵でもありました。」(NPO法人江戸しぐさHP http://www.edoshigusa.org/)と言われているもので、「傘かしげ」(雨の日に互いの傘を外側に傾け、ぬれないようにすれ違うこと)、「こぶし腰浮かせ」(乗合船などで後から来る人のためにこぶし一つ分腰を浮かせて席を作ること)等がよく紹介されます。これはマナー啓発の広告に使われているだけではなく、文部科学省が作成した道徳教材『私たちの道徳 小学校5・6年』(58・59ページ)にも紹介されています。

本書は、著者がこれまでウェッブ上で述べてきた内容を本にしたものだそうですが、要するに「江戸しぐさ」は江戸時代にあったものではなく、1980年代にある人物によって発明され、その後別の人物によって「精緻化」されて教育の世界に広まっていったというものです。

本書では「江戸しぐさ」の内容を具体的に検討して、それが江戸時代のものではなく、近現代社会のマナーを過去に投影したものであることが示されています。

私たちは過去を美化しがちです。もちろん残すべき文化や伝統はあります。しかし過去がすべて良かった訳ではありませんし、現在が全て悪い訳でもありません。

学問はそのような現在と過去を正しく知るためにあるもので、教育はそれを子どもたちに伝えていくためのものです。道徳教育も、正しい歴史認識の上に立ったものでなければ意味がないと思います。

(TO)

保守速報

「江戸しぐさ」を記載した道徳の教科書

「江戸っ子狩り」という虐殺があったとする主張

2014年10月16日(木)

http://hosyusokuhou.jp/archives/40762342.html (リンク切れ)

個人ブログ

トレーネのトレトレ日記

【坂東眞理子】テレ朝・THE博学【江戸しぐさ】

2014年12月31日(水)

http://silverfish248.blog61.fc2.com/blog-entry-808.html (リンク切れ)

ユーチューブ

文化放送

大竹まことゴールデンラジオ「大竹紳士交遊録」

2015年1月6日(火) 放送分

ゲスト: 深澤真紀(淑徳大学人文学部客員教授)

江戸しぐさの嘘 道徳の時間に問題が・・・

オカルト「江戸しぐさ」で道徳教育!文科省が検定教科書に採用!良いことなら歴史捏造もOK?

https://www.youtube.com/watch?v=3ZliB94hNt0 (リンク切れ)

https://www.youtube.com/watch?v=XpIL1f0Wku0 (リンク切れ)

江戸しぐさと失敗した「文化ナショナリズム 」 -伝統と共有体験による共同体統合の可能性

清義明(せい よしあき, b.1967)ブログ

2015年1月7日(水)

http://masterlow.net/?p=1678

個人ブログ

しょほしょぼ

「THE博学」の問題で「江戸しぐさ」かよ!

2015年1月14日(水)

http://blog.livedoor.jp/sumiin/archives/4283424.html

NAVERまとめ

by 雨男

テレ朝『ザ・博学』で「#江戸しぐさ 」の内容を問うクイズが出題されネットで批判噴出

2015年3月27日(金)

http://matome.naver.jp/odai/2142034983311946501 (リンク切れ)

ユーチューブ

「江戸しぐさ」を広めたAC、「ごめんなさい」いえるかな?

2007年12月8日(土) ウェブ公開

https://www.youtube.com/watch?v=0GKQTVOy06I (リンク切れ)

https://www.youtube.com/watch?v=PuFizpUhrhk

ユーチューブ

【江戸しぐさの正体】良いことならウソでもかまわない?政治運動にし教科書にまで載せても良いの?

TBSラジオ

Session-22

2015年4月2日(木)放送分

司会: 荻上チキ

アシスタント: 南部広美

ゲスト: 原田実

https://www.youtube.com/watch?v=yBKGmW_F_Ww (リンク切れ)

https://www.youtube.com/watch?v=W_bnv8KtXiI (リンク切れ)

東京新聞

ニセの歴史か 「江戸しぐさ」 史料の裏付けなし

2015年4月6日(月)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2015040602000135.html (リンク切れ)

https://hayabusa3.open2ch.net/test/read.cgi/news/1428403908/l50

「江戸しぐさ」なるものが、小学校の道徳教育や自治体の市民講座でもてはやされている。江戸時代の商人たちが人間関係を円滑にするために培ってきた生活マナーらしいが、その存在を裏付ける史料は存在しておらず、本当の江戸とのつながりは定かではない。歴史研究家は「ニセの歴史」などと指弾する。発信源を探ってみると、その名もずばり、NPO法人「江戸しぐさ」にたどり着く。国や自治体はこの主張に乗っかっていた。 (林啓太)

早稲田大学エクステンションセンター八丁堀校

https://www.wuext.waseda.jp/course/detail/33432/ (リンク切れ)

〒104-0032 東京都中央区八丁堀3-17-9 京華スクエア3階

TEL:03-5117-2073

FAX:03-5117-2074

e-mail:ex8chobori@list.waseda.jp

現代社会に活かす「江戸しぐさ」

越川禮子(NPO法人江戸しぐさ名誉会長)

中原厚生(ジャーナリスト)

コード 211129

2015年4月22日(水)、5月13日(水)、5月27日(水)、6月3日(水)、6月17日(水)の全5回

会員価格一括受講料 11,826円

ビジター価格一括受講料 13,608円

目標

200年余り続いた徳川幕府による江戸時代。その時代の繁栄を作り出したのが江戸商人たちであり、彼らの行動哲学が「江戸しぐさ」といわれている。本講座では、この「江戸しぐさ」の本質とその内容を理解し、現代社会にどう生かされているか、また今後どう生かしていかなければならないかについて、ビジネスの経営やマーケティングにもふれながら考察していく。

講義概要

講義に際しては、まず「江戸しぐさ」が生まれた背景や具体的な内容を紹介する。特にNPO法人江戸しぐさ名誉会長 越川禮子氏をお招きして、その秘話を語ってもらいたい。さらにこの「江戸しぐさ」を江戸時代の商人たちがどう商売や人間関係に生かしていったか、明治時代以降の近代化や終戦後の経済大国化が進んでいく中で「江戸しぐさ」がどう生かされたか、などについて、特に企業の経営方針やマーケティング面から考察していく。また、2020年東京五輪招致に成功した際に「おもてなし」という言葉が使われたものの、その本質が理解されないままに流行語と化したが、この「おもてなし」には「江戸しぐさ」との共通点があるように思われる。「おもてなし」と「江戸しぐさ」、この二つのマナーを通して、真の経済大国、文化大国になるためのポイントを探ってゆく。

開講を中止しました

Twitter

飯間浩明(いいま ひろあき, b.1967) tweet

2015年4月16日(木)

https://twitter.com/IIMA_Hiroaki/status/588954073887440896

ひと頃は広告などで盛んに目にした「江戸しぐさ」。『三省堂国語辞典』でも、いったんは項目を立てようとしていました。ところが、資料を調べる段階で、そのような習慣があったという主張に信頼性は薄いと判断されました。項目は見送りになりました。

「江戸しぐさ」はやめましょう。:何が問題か。なぜ広がったか。

ヤフーニュース個人

碓井真史(うすい まふみ, b.1959)新潟青陵大学大学院教授(心理学)/スクールカウンセラー

2015年6月26日(金)

https://bylines.news.yahoo.co.jp/usuimafumi/20150626-00046971/

http://blog.livedoor.jp/waruneko00326-002/archives/44581950.html

https://uni.open2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1435406308/

https://daily.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1435399238/

「江戸しぐさ」はやめましょう2:質問疑問にお答えして:子どもに伝えてはいけない理由

ヤフーニュース個人

碓井真史(うすい まふみ, b.1959)新潟青陵大学大学院教授(心理学)/スクールカウンセラー

2015年7月19日(日)

https://bylines.news.yahoo.co.jp/usuimafumi/20150719-00047667/

それは偽りの伝統 教材に残り続ける「江戸しぐさ」

文科省が教材に残す理由

BuzzFeed News Japan (バズフィード・ニュース日本版)

石戸諭(いしど さとる, b.1984)

2016年4月5日(火) 11:59(12:59更新)

https://www.buzzfeed.com/jp/satoruishido/mext-edoshigusa

江戸しぐさはなぜ消えない

日経ビジネス

小田嶋隆の「ア・ピース・オブ・警句」 ~世間に転がる意味不明

小田嶋隆(おだじま たかし, b.1956)

2016年4月8日(金)

http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/15/174784/040700039/

http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/15/174784/040700039/?P=2

http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/15/174784/040700039/?ST=viewcomment#commentStart

Twitter

ハッシュダグ#江戸しぐさ

https://twitter.com/hashtag/江戸しぐさ?src=hash

ウィキペディア日本語版

「江戸しぐさ」

https://ja.wikipedia.org/wiki/江戸しぐさ

朝日新聞社 『知恵蔵mini』の解説

江戸しぐさ

https://kotobank.jp/word/江戸しぐさ-1726796#E7.9F.A5.E6.81.B5.E8.94.B5mini

江戸の人々が行っていたとされる礼儀作法や粋なしぐさのこと。江戸に居住する様々な地域の商人たちが広めようとした「商人しぐさ」が元となって江戸の町に定着したとされており、人とすれ違う時に肩を引く「肩引き」、傘を傾けてすれ違う「傘かしげ」などがある。一説には編集者・コンサルタントであった芝三光が1980年代に提唱したものといわれ、2007年に設立されたNPO法人「江戸しぐさ」によってその普及・振興などが図られている。14年には文部科学省の道徳教材に登場し、公共広告機構(現ACジャパン)のCMでも取り上げられたが、江戸しぐさの実在を裏付ける史料は2015年時点で確認されていない。

(2016-4-7)

小学館 『デジタル大辞泉』の解説

かさ‐かしげ【傘▽傾げ】

https://kotobank.jp/word/傘傾げ-670734#E3.83.87.E3.82.B8.E3.82.BF.E3.83.AB.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.B3.89 (リンク切れ)

狭い路地などで傘をさした者どうしが行き合った時に、傘がぶつからないよう、互いに外側に傾けながらすれ違うこと。

【その他の参考本】

藤井青銅(ふじい せいどう, b.1955)著

『「日本の伝統」の正体』(柏書房, 2017年)

https://www.amazon.co.jp/「日本の伝統」の正体-藤井-青銅/product-reviews/4760149333/

『「日本の伝統」という幻想』(柏書房, 2018年)

https://www.amazon.co.jp/「日本の伝統」という幻想-藤井-青銅/product-reviews/4760150501/

【比較参考】

ホブズボウム(Eric Hobsbawm, 1917-2012)[他編]

『創られた伝統』(紀伊國屋書店 文化人類学叢書, 1992年)

https://www.amazon.co.jp/product-reviews/4314005726/

栗良平(くり りょうへい, b.1954)こと、本名 伊藤貢(いとう みつぐ, b.1954)著

『栗良平作品集 2』(栗っ子の会, 1988年)の中の一編

一杯のかけそば

ウィキペディア日本語版

https://ja.wikipedia.org/wiki/一杯のかけそば

江本勝(えもと まさる, 1943-2014)著

水からの伝言』(波動教育社, 1999年)

ウィキペディア日本語版

https://ja.wikipedia.org/wiki/水からの伝言

アマゾンの読者レビュー

https://www.amazon.co.jp/product-reviews/4939098001/

2005年3月13日(日)付のニューヨーク・タイムズ紙(The New York Times)の書評記事

http://www.nytimes.com/2005/03/13/books/review/inside-the-list.html

【もう一つの偽りの歴史「土俵上の女人禁制」】

相撲の”女人禁制”は明治以降に作られた虚構? 救命中の女性に「土俵から降りて下さい」が波紋

キャリコネ編集部

2018年4月5日(木)

https://news.careerconnection.jp/?p=52573

https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1522937852/

https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1522961319/

https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1522975452/

京都府舞鶴市で4月4日に開催された大相撲舞鶴場所で、挨拶に立った多々見良三市長が土俵で倒れるというトラブルがあった。その際、救命のために土俵に上がった女性に対し、「女性の方は土俵から下りてください」という場内アナウンスが数回流れた。共同通信によると、この女性は医療関係者との情報もあるという。

人命救助よりも、”土俵は女人禁制”という伝統を優先するような相撲協会の対応が物議を呼び、ネット上では批判が噴出している。

(改行・中略)

女人禁制の伝統についてはこれまでも度々話題になってきた。1990年には森山眞弓官房長官(当時)が、本場所の優勝力士に土俵上で内閣総理大臣杯を渡したいと申し入れたが、日本相撲協会が拒否している。

2000年にも大阪府の太田房江知事が、春場所の優勝力士を土俵上で自ら表彰しようとし、協会側に拒否されている。

だがそもそも”女人禁制”というのは、必ずしも古代からの伝統とは言えないようだ。吉崎祥司氏と稲野一彦氏の共著論文「相撲における『女人禁制の伝統』について」(北海道教育大学紀要、2008年8月)によると、日本書紀には雄略天皇の前で女性が相撲を取ったという記述があるという。室町時代や江戸時代にも、女性が相撲を取っていたという記録が残っている。

しかし明治に入ると、近代化や家制度の創設に伴って、女性が相撲から排除されていったという。

「女性が土俵上で”取っ組み合う”様子は、文明国家のものではないと考えられた」

「家制度の制定に集約される男尊女卑の土壌が、相撲の女人禁制を浸透させていった」

そして女性の排除を正当化するために用いられたのが、「『神道』との関わりという錦の御旗」だった。「穢れ思想」に基づいて、女性を差別する神道との関わりを利用したのである。

「『相撲は神道との関わりがあるから女性を排除する』というような論理は、明治以降に相撲界の企図によって虚構されたものである」

(改行・後略)