古澤 侑峯 ふるさわ ゆうほう 地歌舞 源氏舞
地歌舞古澤流宗家二代目家元。「地歌舞」を継承し「御殿舞」も修め、古典の発展と普及に努めている。 古典以外にも数々の実験的活動も重ね、独自の舞の世界の構築をめざす。
世界遺産の清水寺奥の院拝観記念奉納、伊勢神宮奉納舞八回と宇治橋記念行事の奉納、秋田デザイン会議、カーネギーホール、フィレンツェ・ベッキオ宮殿、スウェーデンのシンスカッテベルグ電子音楽祭、ドイツ・ブレーメン音楽祭、ポーランドのマルボルク城など国内外の派遣招聘公演、奉納公演多数。
グリーンリボン賞、大阪芸術祭賞、京都芸術賞等受賞。
関東と関西に稽古場を開設。「舞体操」考案。
2001年より「源氏物語五十四帖」を舞に作品化する[源氏舞五十四帖」を手がけ、源氏物語千年紀にあたる2008年に全編を完成。
2009年8月より「雪百景」100回の公演を計画、展開している。
永田砂知子 ながた さちこ 波紋音(はもん)
東京芸術大学打楽器科卒業。クラシックから前衛の即興セッションまでジャンルを越境して幅広く活動するパーカッショニスト。 1997年に、斉藤鉄平が水琴窟に触発されて作った鉄のスリットドラム「波紋音―はもん」に出会い、波紋音だけでひとつの世界を表現するようになる。現在波紋音の第一人者として国内各地、海外でも活動。 06年宮城県能舞台「森舞台」、07年京都・法然院、08年四国霊場代31番札所・高知・竹林寺、09年パリ3箇所、10年安田侃の彫刻広場・アルテピァッツア美唄(北海道)、11年横浜三渓園・燈明寺(荒川尚也 企画・美術)など各地でソロ演奏のほか、美術、映像、ダンス、朗読、書、などとコラボレーションもしている。
古澤侑峯氏とは青山・銕仙会能舞台にて源氏物語をテーマにした「源氏舞」に07年、08年(最終回)に出演。05 年CD「波紋音」、10年CD「le hamon」リリース Http://www.nagatasachiko.com
芦垣 皋盟 あしがき こうめい 尺八
10歳より琴古流尺八を竹盟社・田中康盟師に師事。琴古流協会会員。東京芸術大学音楽学部邦楽科尺八(琴古流)専攻卒業、同大学大学院音楽研究科修了。在学中、故山口五郎(人間国宝)・山本邦山(人間国宝)・川瀬順輔各師に師事。 97年サントリーホール主催、新人演奏会で琴古流本曲「虚空鈴慕」独奏。99年~04年国際交流基金助成で、日本・パキスタン、アメリカ・キューバ・ニカラグア、ロシア・ドイツ・オーストリアの各友好交流公演を企画、主催、出演し参加。
99年グループ「煌(きらら)」「音緒(ねお)」結成、01年邦楽グループ「あいおいの会」結成し、国内及び海外に於いて演奏活動展開中。03年東京佼成ウィンドオーケストラ定期演奏会出演(東京文化会館大ホール)。
04年音楽企画会社BrightOne主催「邦楽・彩りキャンバス」出演、作曲家故宮川泰氏と共演。衣装監修・コシノジュンコ氏。羽田空港第2ターミナル開港記念イベント「visit Japan・コシノジュンコファッションショー」のオープニングで演奏。05年琴古流竹盟社より師範を授与、「皞盟(こうめい)」と号す。07年「芦垣皞盟・芦垣育子ジョイントリサイタル」(広島県民文化センター)、(財)日本伝統文化振興財団主催「邦楽技能者オーディション」合格。08年広島市内「スペース手」にて邦楽トリオライブを開催、これまで11回を数える。
10年国立劇場主催「明日をになう新進の舞踊・邦楽鑑賞会」出演。11年「皋盟(こうめい)」に改名。
第一回「芦垣皋盟尺八リサイタル」(渋谷伝承ホール)。
NHK邦楽技能者育成会第45期卒業。NHK邦楽オーディション合格。ビクターレーベルよりソロアルバム「琴古流尺八 芦垣皞盟」発売中。他CD録音多数参加。皋盟会主宰。
芦垣 育子 あしがき いくこ 箏・三絃
広島市出身。岩田嘉子師、中田久美子師に師事。
2009年から日本当道会に伝わる曲を、日本当道会家元五世、菊塚千秋師に師事。日本箏曲会連盟主催 全国箏曲コンクールにて審査員賞、翌年同コンクールにて優秀賞受賞。
東京藝術大学音楽学部邦楽科生田流箏曲専攻卒業。在学中、野坂操寿、深海さとみ、新宮順子、牧瀬裕理子、森千恵子、安藤政輝各師に師事。第47期NHK邦楽技能者育成会卒業。海外公演、CD録音等多数参加。
「ゆうげん箏コンサート」を7回開催。洋楽器とのコラボレーションなど、邦楽を身近に楽しく聴いてもらえるよう演奏活動を行っている。
日本当道会師範、宮城社教師、広島市立舟入高等学校箏曲部講師。エリザベト音楽大学非常勤講師。一樹会主宰。