投稿日: May 31, 2013 4:24:54 AM
ずいこのきものでおでかけ企画の「野沢松也三味線ライブ」を観にいき、楽しんできました。
すでに終了したライブですので、お知らせとはなりませんので報告だけでも、ご覧ください。
どんなイベントだったか?
日時:5月22日(水) LIVE 18:00
会場:AGRI 7F パーティールーム (広島市中区中町4-18)
お話し:浄瑠璃と三味線のお話し
長唄・清元・義太夫の違い
演目:役者閻魔大王(やくしゃのえんずるえんまさま)
猿蟹合戦
企画:きものあとりえ ずいこ
こんな舞台と会場(写真上)でした。
三味線の野沢さんは,もちろん着物ですが、来場者にも着物が目立ちました。
なにしろ、「きものでおでかけ」する企画ですから!!
そして、いつも思うんですが、こういう楽しい催しには何故、女の人が多いんでしょう。
およそ34、5人の入場者でしたが、女性、女性で埋め尽くされていました。
野沢さんと話しができて、聞いているとこんぴら歌舞伎大芝居に出演していたそうです。
ちょうど、Den10の会の何人かが観にいった日にも、舞台で野沢さん三味線弾いていたんですって。
出し物は、昼第1部で片岡愛之助が、演じた「鳥部山心中」だったとのことでした。
役者ばっかり目がいって、三味線方まで目に入ってなくて失礼しました。
義太夫三味線奏者 野沢松也
この日の会で、一番楽しかったのは、
野沢松也さんの実演で、三味線を弾き別けた長唄と清元、そして義太夫の違い。
みごとでした。
長唄も、清元もそんなに耳になじんでいるわけじゃあありませんが、
清元のしなやかな節回しと音色を間に挟んで、くっきり違いが分かりました。
最後に弾いた、義太夫の野太い三味線の弾き語りと音色との落差に、
びっくりしてしまいました。(そりゃープロですもの!!)
こんな感じで、野沢さんは三味線を弾いていて(写真上)、
会場も演者も、それは、ほんとうに楽しい三味線ライブでした。
野沢松也って誰?
と、思った人のために、当日の入場券に書いてあったプロフィールを借用します。
この入場券も、楽しいチケットでした。(写真下)
野沢松也 (のざわまつや) プロフィール
重要無形文化財指定保持者
広島出身の歌舞伎義太夫三味線方
1974年国立劇場第1期文楽研修終了。野沢松之輔の内弟子となる。
同年4月、国立劇場文楽公演で初舞台。師の逝去で,松竹歌舞伎に入る。
1979年国立劇場「仮名手本忠臣蔵」で歌舞伎の三味線方として初舞台。
2004年、「創作浄瑠璃の会」設立。舞台を勤める傍ら、昔話や民話、
土地に伝わる話を浄瑠璃にアレンジした作品に作曲、弾き語りで伝えている。