投稿日: Dec 13, 2011 3:33:16 AM
第8回邦楽いろは談義は、温泉学入門でした。
12月12日(月)、会場に温泉ソムリエを迎えて、温泉学入門の手ほどきを受けました。
この日のいろは談義の受講生は、6名。
これが温泉ソムリエの認定証。(少し、ピンボケですみません)
講師は、広島県で最初の温泉ソムリエと自称される熊代利昭氏でした。
温泉学入門とあって、まずは、「温泉とは?」からはじまりました。
温泉には、2つ条件があり、そのいずれかを満たしていれば温泉となります。
ひとつは温度で、もうひとつが含有物質です。
1、温度25度以上、
2、19種の特定物質が規定以上の量含まれている鉱水
19の特定物質には、炭酸やリチウムイオン、ストロンチウムイオンなどがあります。
泉質は9種類に分類でき、含有成分により適応症や効能が異なります。
このため、温泉には温泉成分の分析表掲示が義務付けられており、
成分や効能、禁忌症などが、見ればだれにでも分かるようになっています。
温泉の効能へと温泉学入門は進みます。
温熱効果:身体を温め、血液やリンパの循環をよくする。
水圧が血管を圧迫し、血液の流れを促進するので老廃物の新陳代謝を促進する。
リラックスして、ストレスを解消する。
温泉の温度は、寒の湯で12度。熱い湯で42度から45度。
普通入るのは、39度から42度くらいがふだん入る温泉温度。
欧米人や最近の若い人は37度から39度程度のぬるい湯が好みだそうです。
また、温泉の色はいわゆる泥湯で、
多いのが乳白色で硫化水素が成分、茶褐色の温泉は鉄分と塩分で、有馬温泉が有名。
黒い温泉も有る。エメラルドグリーン、そして無色透明の温泉と色は多彩。
日本に有る源泉の数は、一体いくつ有るのか?
正解は、2万余り。温泉ソムリエの熊代氏は、9割がたは入ったと言うから、驚き!
中国地方の温泉は、放射能を含有する温泉が多いのが特徴だそうです。
広島県で最初の温泉ソムリエが人生最後の時に、お勧めする温泉があります。
秋田県の玉川温泉です。
強酸性の炭酸泉で、末期がんの治療に良いと聞いて湯治客が絶えません。
ぜひ、みなさんもご参考に。
温泉学入門のあとは、温泉の湯煙でとはいきませんでしたが、
ふぐ鍋の湯煙でふぐコースを堪能する忘年会となりました。