投稿日: Mar 28, 2017 7:12:41 AM
鏝絵の残る土蔵(草津駅そば)
土蔵を作った職人が、注文主へのお返しとして職人技を駆使して描いたそうです。
この蔵には唐獅子がありましたが、このほか波ウサギや龍、亀などを描いており、
火除けや厄除け、あるいは繁栄の願いを込めています。
そして、しばらく歩いて訪れたのは、素朴なたたずまいの鷺森神社。
もとは海岸ぎわにあった弁財天を祭る社で、本殿を舞台に歌舞伎もありましたが、
山陽本線の開通により、神社の正面が山側から90度回転して今の位置になったそうです。
鷺森神社は、市杵島姫命を祭る社となっています。
小泉酒造の前の往還は、西国街道の面影を色濃く残す草津の名物です。
厳島神社のお神酒を造っている酒蔵で、天保年間の創業です。
酒には目のない連中とあってすぐさまお店で入り、お酒を買い求めていました。
3月邦楽いろは談義の報告です。
3月の邦楽いろは談義は、定例の日程とは異なる開催日となり、
3月10日(金)を3月15日(水)に変更して実施しました。
西国街道の歴史探訪も、瀬野川流域の始まって、二葉の里七福神巡りにつづく、
三回目となり、城下町広島への西国からの宿場となった草津を歩きました。
広島市西区草津の街道遺跡を巡る探訪でした。
広電草津駅に9時半集合し、草津公民館へ。
ガイドをしていただく、田村さん(草津まちづくりの会)にお目にかかり、いざ出発。
広電草津駅を山側に渡り、まず訪れたのが白壁の土蔵。
土蔵妻部の梁隠しに鏝絵(こてえ)がくっきりと残っています。
小泉酒造と往年の西国街道 玄関を入るとお酒の小売りも
かって、草津にあった魚市場の跡など回り、遠見遮断が残る町並みへ。
入り組んでいて遠くが見渡せないようになっている町並みです。
戦いの時、身を隠すのに都合がよいように造られたようです。
遠見遮断のある街並み
幸神社の境内に大きくそそり立つ大銀杏、
あるいはみごとな枝ぶりを誇る浄教寺境内の黒松の「臥龍松」。
そして、大釣井とすぐそばの地蔵尊など、
草津の町並み散歩は盛りだくさんの見どころでした。
3月のいろは談義(34回)の報告
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西国街道3・草津を歩く
➀ 開催日時と集合場所
開 催 日: 2017年3月15日(水)
集合場所: 広電宮島線 草津駅
集合時間: 午前9時30分
➁ 集合後の予定
◇ 草津駅集合の後、歩いて草津公民館へ行きます。
◆ 草津公民館で、草津まちづくりの会のガイドさんと合流。
◇ 草津公民館を午前10時出発し、草津の古い街並みをめぐります。
◆ 所要時間は、約2時間の予定です。
③ ガイド: 田村さん(草津まちづくりの会)
④ 見どころ案内 (草津まち歴史の散歩道ガイド)
広島市草津公民館の周辺には、次のような見どころがあります。
いろは談義の当日、いくつかガイドしてもらえると期待しています。
◆小泉家 ◆草津橋と思案橋 ◆大石餅と臼
◆鷺森神社 ◆一本松と石碑 ◆安芸国養蛎の碑
◆置鳳輦止處 ◆沿線案内 ◆幸神社の大銀杏
◆浄教寺の臥龍松 ◆大釣井と地蔵尊 ◆鏝絵 ◆遠見遮断
見どころを詳しく見る
→ http://www.cf.city.hiroshima.jp/kusatsu-k/kusatsu-guide.html