投稿日: Dec 21, 2010 5:56:45 AM
第2回のいろは談義は、着物の格について深めていただきました。
ミセスとミスに区分を分けて、TPOに応じて、
礼装、略礼装、盛装、訪問・街着、外出着、そして家庭着は
どのような着物をまとうのが常識的かをお話いただきました。
染めの着物が織の着物より格式では優位にあります。
礼装の双璧は、黒留袖と振袖(中振袖、本振袖)です。
略礼装になると、色留袖と中振袖、そして色無地に。
盛装になると、TPOで羽織着を装い、付け下げや絵羽模様を。
訪問着街着としては、友禅、お召し、江戸小紋でおしゃれを楽しむ
感覚となります。
そして、着物の楽しみであり、また大変頭を悩ませるのが、
帯と小物の着物に合わせたコーディネートでしょう。
丸帯、袋帯、名古屋帯、、これらにあわせた帯揚げと帯締め。
着物の色と柄にあう帯を決め、帯締めは派手な色でまとめるか、
渋めに落ち着かせるか、それは着る人次第に。
このコーディネートが難しくて、着物を敬遠する人もあるようですが、
講師の猪木智美先生はそれが、一番楽しいのだとのたまうのです。
こうして、いろは談義の二回目も楽しくも有意義な夕刻を過ごしたことでした。
第2回邦楽いろは談義
実施日:2010年12月13日(月)18時始まり
会場:広島市まちづくり交流プラザ3階
参加者:7名