投稿日: Jun 28, 2012 2:40:25 AM
風の恵みは宮島から 海を眺め楽しむ地歌舞「古道成寺」公演の
来場者は大多数の人が広島市と周辺の廿日市市、府中町などからでしたが、
把握できた範囲で、来場者記録をまとめてみました。
最高齢者は、呉市からの94歳の生田流大師範。
最年少は10歳前後の少女。
遠くは、北は島根県松江市から着物で訪れた30歳代の女性。
南は、四国松山市からの40歳代の男性。
東は、福山市からの88歳と78歳の老婦人のおふたり、でした。
スタッフと出演者を延べ人数で入れると、来場者総数は150人ほど。
多彩な来場者に、公演を終えてお尋ねした、感想をまとめました。
1、 素敵な公演でしたね。今日もまだ、余韻が残っています。
声をかけていただけるので、こうして貴重な体験ができるのを感謝しています。
ありがとうございました。 (50歳代、女性、フリーディレクター)
2、「百聞は一見に如かず」、良い時間を過ごさせていただきました。
一緒に公演に行った人が、いたく楽器波紋音に関心をもったようです。
音響効果の良い本堂にはびっくりでした。 (60歳代、男性、元マツダ社員)
3、誘われたので、まあ行ってみようかと出かけたけれど、
すてきな公演で、たいへん感激しました。
お誘い頂きありがとう、とのことでした。(誘われて参加した50歳代の女性グループ)
4、波紋音に関心があったので聴きにいったのですが、
地歌舞のすばらしさみごとさに感動しました。
古道成寺が、ストーリーがよくわかってたいへん面白かった。
心にジーンときました。眼力がすごい。
外国でも公演されたそうですが、外人があの眼力で見られると、
相当のインパクトだったのでは・・・。(60歳代、女性、オカリナの先生)
5、ありゃあ、なにゆう、曲じゃったかなぁ。
曲の名前はよう覚えとらんのじゃが、箏と尺八の曲がよかったよ。
(進行上)そうは、できんのじゃろうけれども、
あの曲だけを、何度も何度も、やって欲しかったよ。
きれいな曲で、心に沁み入るようで、おもわす涙が出たんよ。
よかったよぉ。(70歳代、女性、3ヶ月ほど前に主人をなくしました。)
6、尺八も箏も良かった。
二人とも若いのに演奏が上手。 (昼の部、60歳代、女性、箏曲演奏家)
7、地歌舞 「古道成寺」 と聞いて、私には縁遠いものと思っていましたが、
案内をいただいたお陰で2時間ほどは、文化人の仲間になれました。
波紋音は音をきくのも、見るのも初めてでしたが、その音にとにかく感動を覚えました。
最初の音が響いた瞬間に、波紋音の世界に引き込まれてしまいました。
これは私だけではなく、ほとんどの観客がそう感じたのではないでしょうか。
波紋音の音に宗教的な、そして精神的な響きを感じました。
「泉」の演奏を聴きながら、渾渾と湧き出る富士山の湧水柿田川が
頭の中に浮かんできました。楽しい一時でした。(60歳代、男性、年金生活者)
8、恐ろしかった。
舞の人と目が合う瞬間が、すごく恐ろしかった。
見すくまれるような感じがした。(50歳代、女性、会社員)
9、地歌舞「雪」で、遠くのほうからかすかに聞こえてきた尺八にしびれた。
ぞくぞくっと、思わず身ぶるするような感じだった。
しっとりとした「雪」の雰囲気がそのまま生かされた新境地を感じた。
すばらしい演出だった。 (60歳代、男性、団体役員)
10、「雪」で、尺八の音が入ったとき、客が一斉にハッと振り向く様子にしびれました。
そんなシーンがいっぱい感じられた、すばらしい公演でした。(50歳代、女性、)
11、 舞台の後ろが逆光で、舞の人の顔が見られなかった。
(昼の部後ろの席、60歳代女性、ほかにも)
※ フットライトがあれば、も少し見えやすかったかもしれない。
12、マイクの音声が聞き取りにくかった。
特に、波紋音の人の話しはぼそぼそとしゃべるので、わかりづらかった。
(80歳代、女性、ほかにも数件)
13、会場がよかった。
舞台も客席も、ころあいの良い広さで、これまでにない心地よさだった。
(夕の部、60歳代、女性、算数教室教師)
14、全体の構成がたいへんすばらしかった。良かった。(60歳代、会社役員)
(以下は、スタッフの声)
15、駐車場の担当者が、当日ふたりも居なくなり、太光寺の馬場さんに手伝ってもらいました。
昼の部で、社交ダンスの会の人が次々車できてたいへんでした。
が、公演の来場も相当数ありましたが、混乱なくできました。
知り合いもたくさん来てくれましたが、みんな感動して帰ってくれました。
地歌舞はもちろん、波紋音も、尺八も、箏も・・・。(60歳代、会社役員)
16、後ろで聞いていて、すごく良くて、全体の構成がたいへん良かった、と感じました。
(70歳代、女性、無職)
17、仏像の後ろでしたので、舞いも演奏も見えませんでしたのが、残念でした。
スタッフのみなさんのチームワークの良さが、いつもながら驚きでした。
(50歳代、女性、自由業)
18、今回公演の会場は、非常に良かった。が、カメラマン泣かせの会場だった。
後ろが窓で、逆光になり撮りづらかった。波紋音は初めてでしたが、すばらしい音でした。
舞の所作が絵になり、形になっているので、撮りやすかった。(60歳代、男性、カメラマン)
19、普段は、住宅照明の設計をしています。お天道さまはすてきだな、と思いました。
初めて参加して、感動と感謝の一日でした。(30歳代、男性、照明)
20、いっぱい感じることがあった。すごいコラボレーションだというのが、第一印象。
地歌舞と波紋音、尺八と箏、舞と三絃、そして、構成がすばらしかった。
舞台は見えないのだけれど、客席の反応がすごかった。
ウヮーンと、演目や演奏にお客さんが入っていく様子や、
目をつぶって聴き込んでいる表情を見ると、見えない舞台がまるで見えるようでした。
(50歳代、女性、フリーディレクター)
21、尺八の音が、まるで尺八でない音にきょうは聞こえました。
えぇー、これが尺八と感じて、尺八の違う一面を見た感じでした。
(60歳代、女性)
22、初めての波紋音を聞いて、見て、運んで、すごくいい経験をしました。
木像の仏様の後ろで、舞台は見えなかったけれど、想像で頭の中で見ている感じで
大満足だった。(30歳代、女性、インテリアコーディネーター)
23、波紋音は本堂の中で反響して、いい音だった。楽器がいい場所で演奏された。
夕の部で、波紋音を聞いていてお経が聞こえた。不思議な音だった。
(60歳代、男性、会社員)
24、毎回、生がこんなにすばらしいかと感じるが、今回ほど出演者の演奏と舞が、
全部生きた公演は初めてでした。東京にも何度か古沢さんの舞を見に行っていますが、
今回の公演で、広島に自信を持ちました。波紋音と舞があんなに合うとは思っていなかった。
すべてが、完璧でした。(60歳代、女性、着付け教師)
25、楽器の出し入れが完璧だった。
演目や演奏が終わると、和服姿のふたりのお嬢さんが舞台に出て、
なにごともなかったかのごとく楽器を運び出し、搬入するのが、ごく自然だった。
ただ一度、演奏に聞き惚れてのことだろうが、楽器を出すのを忘れてしまい、
気が付いて慌てるシーンがあったのはご愛嬌だった。
(60歳代、男性、みなし公務員)