投稿日: Jun 20, 2021 8:58:36 AM
52回いろは談義を5月11日(火)開催しました。
前回に続いての伝統芸能上映会で、中村屋十八代勘三郎の歌舞伎です。
中村勘三郎と坂東玉三郎の共演で、「鰯賣恋曳網」(イワシウリコイノヒキアミ)が
この日のいろは談義の出し物となりました。
新型コロナウイルスの変異株が猛威を振るい、第4波の真っただ中で迎えたいろは談義でした。
連日サイタ、サイタと新規感染者数が最多を更新し、開催予定日の4か前の5月7日には、
政府は緊急事態宣言の5月31日までの延長と2県の追加を決め、
ついに広島県も独自の集中対策をとることになりました。
事業所従業員のPCR検査を無料任意で56万人を対象に実施する。
県民の外出自粛と飲食店の営業短縮などを要請する中でのいろは談義でした。
問題は、会場が確保できるか? でした。
広島市は、5月8日から6月1日までの間、公共施設の臨時休館を決めたため、
いろは談義会場に予定していたひと・まちプラザの利用ができるか懸念されました。
使用許可を受けていたことが幸いし、休館中にかかわらず利用が可能と判明、
開催にこぎつけたものの、当日の参加者は激減しました。
前回借りたビデオプロジェクターが正常に映写できなかったので、
ひと・まちプラザ事務局に念押しして同じ機材を借りました。
すると今回は、スクリーンに思いっきり近づけて映したところ、
なんときちんと映写できたではありませんか。
短焦点のプロジェクターとは知っていましたが、
1メートル以下の近さから映写するとは思いもよりませんでした。
ひと・まちプラザの方、申し訳ありませんでした。
さて、肝心のDVD上映会と鑑賞会。
目玉は何といっても勘三郎と玉三郎の共演ですが、
三島由紀夫が書き下ろした、「地獄変」に続く第2作と知りびっくりでした。
「鰯賣恋曳網」(イワシウリコイノヒキアミ)は、おとぎ話のような、最高にハッピーな恋物語でした。
演目の詳しい内容は、こちらでご覧ください。
おりしも、シネマ歌舞伎が6月に広島でも上映されることになっていました。
上映館は、広島八丁座で、
上映期間は、2021年6月 4日(金)~2021年6月24日(木)です。
◇ 5月いろは談義 2021年 ◇
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
日時: 2021年5月11日(火) 午後4時30分から (1時間30分予定)
会場: ひと・まちプラザ 南館3階 B会議室 (広島市中区袋町6-36)
テーマ: 古典芸能の鑑賞会(第2弾) ~DVDで歌舞伎を楽しもう~
上 映: 「鰯賣恋曳網」(イワシウリコイノヒキアミ)
中村勘三郎、坂東玉三郎共演
鰯賣猿源氏:中村 勘三郎
傾城蛍火実は丹鶴城の姫:坂東 玉三郎