投稿日: Feb 19, 2015 8:9:31 AM
1月のいろは談義(23回)は、盤双六を取り上げました。
盤双六は、平安時代の代表的な室内遊びといわれています。
1千年の時を超えて、平清盛も遊んだ盤双六に挑戦しました。
23回邦楽いろは談義
日時:2015年1月13日(火) 午後6時~午後7時30分
会場:広島市まちづくり市民交流プラザ 南館 3階フリースペース
テーマ: 伝統的なお正月の遊び
~平安時代の盤双六を遊ぶ~
まずは、ルールの説明と盤双六なる競技への理解からはじまりました。
勝負のルールは、さほど難しくありません。白と黒に分かれて対戦。
15個の自軍の駒を、相手陣地に早く乗り込ませた側が勝つ。
盤面は6桝+6桝が上下に並ぶ24桝の枠を、
さいころを振って出た目の数だけ進む。
詳しく、知りたい人は、盤双六を説明しているサイトでどうぞ。
ルールを聞いたら、即対戦。説明聞くより、実施にやってみるほうが理解は早い。
4組が対戦し、たちまちテーブルは、盤双六の対戦場に。
伝統的なお正月の室内遊びとはいえ、
いろは談義のテーブルは、たちまち熱気を帯びてきました。
さいころの偶然性に加えて、
知ったばかりのルールを駆使して駆け引きをする戦略性も
盤双六には含まれていて、面白さが倍加する。
白河法皇が「天下三不如意」と嘆いた、
「賀茂河の水、双六の賽、山法師
是ぞわが心にかなはぬもの」 の言葉どおり、
双六の賽の目ばかりは、意のままにはならないが、
相手の駒を「切る」戦術で、戦局は一転する。
新春最初のいろは談義は、
盤双六で、あっという間にすぎました。
対戦した参加者の熱気のいれようから、
時の政権勢力が、盤双六を禁止したのも
むべなるかなと、納得した談義でした。