投稿日: Sep 02, 2020 3:21:59 AM
8月理事会(臨時 8/20)の報告
例年お休みだった8月に、臨時理事会を開催しました。
新型コロナ感染症拡大の第2波の真っただ中で、
WEBミーティングのスタイルでの開催となりました。
WEBミーティングスタイルでの開催は、5月のいろは談義から2回目で、
開始時刻には定数に足りない出席者数でしたが、遅れての参加者が相次ぎ、
5人の出席となりました。理事の定数を充足しました。
以下、当日の理事会議案書に基づき、延期までの経過と理由、課題を列記し報告します。
1)、 10期公演計画案とコロナウイルス感染の経過
議題の中心は、コロナ禍で会場のめどがつかない第10期の公演延期でした。
公演提案した2019年12月から、2020年2月に提案した開催具体計画、
そして、縮小計画をだした6月までの経過をつぶさに報告しました。
そして日本で、1月に確認された新型コロナウイルスの感染が、
国内、広島県内で拡大した経緯と、感染の実情にそぐわない政権の一律的な対応処置などとあわせて、
公演計画の延期に到るまでの経過を見ていきました。
その結果、第10期公演の延期に至った理由として次の点(要約)をあげました。
2)、 公演延期の理由
① 被爆75年を契機に、慰霊と鎮魂、継承、核兵器廃絶を掲げて、旧日銀、広大理学部本館、
被服支廠の被爆建物を舞台に構想した会期1週間の第10期公演計画≪基本計画案≫は、
被爆75年の時宜にかなった計画であった。
② しかし、公演の舞台となる会場は利用できない、立ち入りできないなど舞台利用するための障壁に直面した。
被爆建物の中で、唯一利用可能だった旧日銀で、当初計画を縮小しての開催≪縮小計画案≫を検討した。
➂ そこに、武漢に端を発した新型コロナウイルス感染が、3月には欧州で爆発的な感染拡大を見せ、
国内ではオリンピック開催に執着する政権の未練から感染防止対策がおくれ、4月16日には全国に
緊急事態宣言を発出する異例の事態を招いた。
➃ 世界と国内の感染拡大の状況から、新型コロナウイルスを感染拡大させないために、
市民が日常の生活や行動を変えざるを得なくなり、全国でスポーツイベント、舞台、音楽、演劇公演など
大小を問わず公演の中止や延期が相次ぎ、公民館やカルチャー教室など各種の人が集まることは
自粛や中止に追いやられた。
⑤ 5月、6月には、国内の感染者はいったん減少したが、イベント開催の緩和容認や
GoToトラベルの強行により感染は第2波拡大の局面に突入している。
また、世界の感染も依然として拡大の速度が緩むことはない。
⑥ そうしたコロナ感染禍のもとで、第10期公演を計画どおり開催することの困難性と危険性が、
理事会、いろは談義の議論で浮き彫りになり、6月理事会では開催規模の大幅縮小を決定した。
⑦ 7月に入り感染者数が再び増加傾向となり、感染拡大の一因の感染震源地域や無症状感染者による
感染拡大を防止する有効な対策がとられず、安倍政権は「自粛要請」するだけで感染は全国へ蔓延している。
⑧ 有効な感染防止対策が打たれない現状と感染の収束が見通せない現状で、
公演開催を実施には感染防止対策など多くの困難を伴うため、公演開催はいったん延期とする。
3)、 これからの課題
① コロナ禍のもとで、被爆75年に掲げたテーマに沿って、地歌舞公演をどのようにして
実現するのか、できるのか、他分野の公演開催事例など研究し、開催をめざす。
出席者からは、今期中での開催は無理で、延期はやむを得ない。などの意見が相次ぎ提案を承認しました。
また、第11期総会に提案する議案と日程を協議し、
9月理事会は9月10日(木)、通常総会は10月12日(月)とすることになりました。
◇ 8月理事会(臨時)のご案内 2020年 ◇
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Webミーティング8月20日(木)
8月理事会(臨時)
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日時: 8月20日(木) 午後4時30分から (40分予定)
会場: 参加者各自の在宅場所(=Web上)
議題: 1、第10期の公演計画の見送りとコロナウイルス感染対策について
2、第11期総会に提案する議案について
3、そのほか