投稿日: Nov 30, 2010 12:56:55 PM
第1回 邦楽いろは談義は、2010年10月12日(火)、午後6時から
広島市まちづくり交流プラザ3階で開催しました。
テーマは、邦楽に馴染の深い着物でした。
談義の口火を切るため、特別に講師にお願いしたのは、猪木智美さん。
「着物の種類とその呼び名。そして格式について」お話いただきました。
まず、着物の種類と格式から。
着物といえば、振袖。
結婚式や成人式で、未婚の女性が着る第一礼装の着物です。
江戸初期踊り子が袖を振って愛情を示す風俗を、真似たことから流行した、とか。
これに対して、留袖は既婚女性が着るもっとも格式の高い着物とされています。
結婚したとき振袖の袖を切って短くしたものとされ、切るという言葉を嫌って
袖を留めると言ったことから、留袖に。結婚すれば、袖を振る必要もなくなります。
このほか、コート、色無地、訪問着、付け下げ、小紋、お召し、紬、絣など
染と織を基本にした着物の柄や色、そして格式について話が弾みました。