投稿日: Feb 18, 2019 5:36:37 AM
第三十五回 四国こんぴら歌舞伎大芝居 鑑賞の旅
四国こんぴら歌舞伎大芝居 鑑賞の旅 お知らせ
「第三十五回 四国こんぴら歌舞伎大芝居」の広島からの鑑賞ツアーの紹介です。
今回、募集は締め切りました。
~「第三十五回 こんぴら歌舞伎鑑賞の旅」~
『義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)』すし屋
◇ 実施開催要領
ツアー日時: 2019年4月10日(水) 午前6時50分~午後6時30分(予定)
ツアー費用: 29,500円
鑑賞 会場: 香川県中多度郡琴平町 金丸座
募集 人数: 定員40人限定、 全行程45人乗り大型貸し切りバス。
主催と共催: NPO法人キラリ会、NPO法人Den10の会
◇ ツアー行程(予定):
集 合: 午前6時50分 広島駅新幹線口2階 ペデストリアンデッキ中央
行 程: 午前7時00分 広島駅新幹線口出発 → 〈山陽道、瀬戸大橋〉
→ 坂出IC → 善通寺IC → 琴平着 10時30分ごろ
→ こんぴら歌舞伎大芝居 第一部(午前11時開演)を鑑賞
A席 (特製弁当、お土産、公演記念品、お茶・諸説付き〉
→ 午後3時00分ごろ 琴平発 → 午後6時30分 広島駅新幹線口着
◇ 公演のご案内:
◇演目と配役 第一部
一、『義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)』すし屋
大和国下市村の鮓屋には平維盛が弥助と名を変え、匿われています。弥助の正体を知らない娘の
お里は弥助と祝言を挙げることを喜びます。そこへお里の兄のいがみの権太がやってきて、
母から騙し取った金を鮓桶に隠す一方、父は源氏方に迫られた時を考え、偽首を鮓桶に隠します。
夜更け、維盛と生き別れた妻と若君が偶然にも鮓屋を訪れるので、弥助の正体を知ったお里は
維盛たちを逃がします。この様子を窺っていた権太は鮓桶を持って後を追っていき・・・
『義経千本桜』の三段目に当たる「すし屋」は、平維盛を救うために、鮓屋の家族の犠牲を描いた
悲劇の物語。弥助を慕うお里の恋心、いがみの権太の愛嬌ある悪態と後半のモドリの述懐など、
みどころが多く緩急ある展開の一幕です。
二、『心中月夜星野屋(しんじゅうつきよのほしのや)』
青物問屋星野屋の照蔵に囲われている元芸者のおたか。そこへ照蔵が現れ、突然、別れ話を切り出します。
金の工面に困る照蔵の話を聞いたおたかは、はずみで一緒に心中する約束をしてしまいます。とはいえ、
死ぬ気などないおたかが困るところ、母のお熊が娘に入れ知恵をします。その夜、吾妻橋にやって来た
照蔵とおたかですが、照蔵だけが隅田川に飛び込みます。家に戻ったおたかですが、そこへ照蔵との仲を持った
藤助がやって来て、照蔵の幽霊が出たと話すので・・・
古典落語の「星野屋」を歌舞伎化した新作歌舞伎。
抜け目ない照蔵、心中の約束をするおたかの調子の良さ、娘に心中の仕方を教える母のしたたかさなど、
登場人物の特徴が際立ち、笑いと共に描かれます。男と女の騙し合いを飄々と描いた喜劇の一幕です
演目と出演を詳しく観る人は、こちらから。