しぐさと姿勢
色々仕草は有るんですが、せっかく今日来ていただいた方達に持って帰って
いただきたい仕草ですが、姿勢ですね。
着物を着ますと帯が有りますので、舞を習い初めの子に着物着せますと、
急に姿勢が良くなりますので、「あら、姿勢良くなったわね。」といいますと、
帯がきつくて前に曲がらない、というんですよ。
しゃんとします、帯をしますとね。
慣れるまで、腰が痛かったりしますが、慣れるとしゃんとします。
なで肩をつくる
まあ着物、浴衣でもお召しになったら、胸を張って。
そして日本人って、着物が似合わない方っていらっしゃらないんですよ。
いかり肩で着物が似合いません、という方は、だいたいこうしていますね。
(と、猫背の姿勢に)。
「私いかり肩で、着物似合いません。」そんなことないんです。
こうして胸を張って、手を後ろにやって、脇の下にすこし卵が入るように、
キューとしないでふわっと。手は背中から生えてきた。
エンゼルの羽根、背中から生えていますよね。
あそこらから、ふわふわと手が生えてきて、こちらの前にぽんと乗ったと。
そういうイメージでしますと、とても丸みを帯びてきますので、
なで肩に見えるじゃあありませんか。
そして、あごを引いて。
体重は、普通に立つと、ちょっと楽をしてるとこんな格好で立っていたりします。
(と、背を丸める格好)。これを、ちょっと気をつけていただいて。
背筋を伸ばして、ちょっとだけ緩めて、
つま先のほうに体重がいきますと、(前に)ひっくり返りそうになるので、ついあご引きますね。
で、胸が出ます。
そうすると多分、顔もきれいに見えます。