投稿日: Feb 19, 2012 1:5:35 PM
2月19日(日)、広島市西区のお寺で、投扇興を楽しんでまいりました。
投扇興を遊ぶようすと、ルールを簡単に説明しますと・・・
一畳の畳の上に緋毛氈をひいて、その中央に箱型の台(高さ20センチほど)を置き、
台の上には、蝶と呼ぶ銀杏の葉形をした的を置きます。
緋毛氈の両端から50センチほど下がったところが、二人の競技者が座る位置で、
この場所から5本の扇子を交互に投げて、的の蝶にあてて台から落とします。
蝶を落とせば得点になり、落ちた蝶と扇の形から難易度の高いものほど
高得点が与えら、得点の高い人が勝つ遊びです。
投扇興の様子 (2月19日・太光寺)
この日、投扇興が行われた会場は、広島市西区田方の太光寺です。
太光寺萬物殿に、伝統の遊戯を楽しもうと20人ほどが集まりました。
投扇興は江戸時代からはじまった遊戯で、優雅な遊びに、
多勢の着物姿が美しい女性と、粋を自認する男性連中が興じました。
「投扇」の漢字を読んで、お分かりのように、扇子を投げる遊びです。
「興」は、得点を競いますので「競」なのかもしれませんが、
やはり遊びとしての比重が高いことからすると、「興」なのでしょう。
うまく当たるか??
扇を投げるのも型があり、ヒラリと蝶が舞うように扇子の翻る投げ方は
なかなかできるもんではありませんが、上手くできたときは、
たとえ蝶が落ちなくても、つい美しさに見入ってしまうほどです。
そしてもち論、蝶を落としたときの喜びといったらありません。
ついつい、夢中になって、本気になって時のたつのを忘れてしまいました。