投稿日: Jul 01, 2020 8:15:35 AM
7月いろは談義(第50回)の実施計画が、6月理事会で決まりました。
≪ 7月いろは談義(50回)開催のお知らせ ≫
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7月10日(金) ひと・まちプラザ 研修室A 北館
○ 「被服支廠を訪ねて」の続編として、ドキュメンタリーDVDの上映鑑賞会を開催します。
原爆が投下される前の廣島の町を追っていくと、街のそこかしこに軍都の素顔が現れ、
3月いろは談義で視察した陸軍被服支廠も軍都を構成した象徴のひとつです。
武力で領土拡大をはかる軍国政治を食い止められなかった日本で、海軍に反戦兵士の活動がありました。
海軍兵士の回想と反戦活動を軸に、イタリアで起きたパルチザンの抵抗運動と対比しながら、
アメリカが残虐な原爆を投下するに至る日までの時代背景と風潮を描きだすドキュメンタリーです。
〇 7月いろは談義(50回)
日 時: 7月10日(金) 16時30分~18時 (1時間30分)
会 場: ひと・まちプラザ 研修室A 北棟5階
テーマ: 被爆75年企画 廣島・広島・ヒロシマ
ドキュメンタリー DVD 鑑賞会
「被爆40年 夏炎シリーズ 『ヒロシマへ ~軍都は流転する~』」
〇 コロナ騒動で今季の実施計画は、修正と変更を余儀なくされ予定通りに進んではいません。
コロナ感染拡大が本格化する直前に、3月いろは談義では、
被爆75年に思いを寄せて、被爆建物をめぐるフィールドワークとして、
「被爆建物を巡る ~旧陸軍被服支廠を訪ねて~」をテーマに、開催実施しました。
3月いろは談義では、比治山に残る軍都廣島の遺跡や記念碑をめぐり、
存廃をめぐって大きな議論が起きた旧陸軍被服支廠の現状と歴史的な価値を案内してもらいました。
比治山の戦争遺跡めぐりは、富士見台展望台にある正岡子規の句碑を起点に、
放射線影響研究所、旧陸軍墓地とまわり、広島の戦争被害や、被爆者の原爆被害とあわせて、
軍都広島がたどった歴史をふりかえりました。
子規の句碑は明治28年に始まる日清戦争に従軍した折の句です。
比治山の陸軍墓地から眺望した旧陸軍被服支廠の全景を眼に収めて下山し、
現地では建物の歴史的な価値や建築史学的な価値を詳しく、
旧被服支廠の保全を願う懇談会事務局長の内藤達郎さんに案内していただきました。
参加者はすっかり、被服支廠の保存賛同者になってしまいました。
被爆建物の陸軍被服支廠は原爆被害を実証する被爆建物であると同時に、
軍都廣島を記録にとどめる歴史的建造物でもあります。
3月いろは談義「被服支廠を訪ねて」は、
いわば「被爆75年企画 廣島・広島・ヒロシマ」の第1弾で、
7月いろは談義ドキュメンタリーDVD鑑賞会は続編に相当します。
広島の原爆被害と軍都廣島の加害の歴史を見つめます。