投稿日: May 20, 2015 4:7:41 AM
第25回邦楽いろは談義 (5月) は、当初の開催日時を変更して、
2015年5月12日(火)に、開きました。
会場は、広島市まちづくり市民交流プラザ南館3階の会議室A。
作曲者から届いたCDを、公演に先立ち、Den10の会で聴いてみようという企画でした。
9月の公演でのとりあげる演目のひとつが、
「祈りの鐘 ~尺八、ヴァイオリンとピアノのための」 です。
この曲が初演された2年前の7月に、広島で録音されたCDを、
作曲者の藤原典子さんのお手数を煩わせて送っていただきました。
そこで、初演の演奏をCDをとおして、聴いてみることになりました。
「祈りの鐘」を聴くために、会議室を予約し、当日は、
スピーカーシステムと、音源を持ち込んでの、いろは談義となりました。
スピーカーシステムは、タイムドメイン社のTIMEDOMAIN light。
小さいながら、切れのいい涼やかな音色を出すシステムで、
自宅の居間で愛用している物を、持ち込みました。
TIMEDOMAIN light (画像は、タイムドメイン社のホームページから)
左右のスピーカーが、88W×126H×128D mm 程度の大きさで、
重量もACアダプター込みで、1020グラムだから、持ち運び、移動も苦になりません。
音源はCDからMP3に変換して取り込んだソニーウォークマンを持ち込みました。
電源をいれ、スピーカーシステムのケーブルをつないだライトに、
ウォークマンのヘッドフォン端子を差し込めば、OK。
会議室が、コンサートホールに早替わりしました。
澄み渡る音が、しっかりと会議室に広がりました。
重低音の鍵盤の緩やか響きに、高音の柔らかな旋律のピアノではじまり、
ヴァイオリンが滑り込み、まもなく尺八も加わって、祈りの鐘は幕開け。
間断のない、緩やかな流れをヴァイオリンが、尺八が、ピアノが
重なり合い、また離れながら、絃の音、竹の音、弦の音を紡いでゆく。
およそ、10分の演奏に会議室は静まり返り、聞き入りました。
9月の公演で、「祈りの鐘」を演奏します。
どんな曲なのか、興味関心を持った人は、ぜひ聴きにお出かけください。
9月の公演案内は、近日、順次掲載する予定です。