投稿日: Jul 21, 2016 2:36:39 AM
朝方に雨がぱらつき、傘が要るけど歩くのには邪魔になるなと、思案。
結局、折りたたみの傘を差して出かけました。
集合場所の、広島駅新幹線口タクシー乗り場付近に着いたときは、
雨は止んでいるような、降っているような微妙な天気ですが、
なんとなく傘は要りそうにない、空模様になっていました。
第31回の邦楽いろは談義は、二葉の里を歴史散歩しました。
5月の瀬野川ミニ探訪につづく、西国街道のミニ探訪の第2弾です。
歴史散歩のガイドをしていただくのは、ボランティアガイドの渡辺さん。
オレンジの法被が二葉の里歴史散歩ガイドのユニホームなのでしょうか、
すっかり、板に付いた感じでお見えになりました。
Den10の会のメンバー6人が揃ったところで、
「らくらく七福神コース」出発地点の饒津神社(にぎつじんじゃ)に向かいます。
広島駅新幹線口北側の二葉の里一帯はいま大きく様変わりしようとしています。
鉄道病院が建て変わり古い建物は取り壊し中。
西隣には、広島がん高精度放射線治療センター、広島県医師会が完成し、
広島県の薬剤師会や歯科医師会のビルも出来上がっていました。
その医療ゾーンの南側の空き地には、エネルギアクミュニケーション、
広島テレビ放送、ダイワロイネットホテルなどが建設予定です。
戦前は東練兵場だったこの一帯に近代ビルが立ち並ぶ日がやがて訪れます。
戦時の記憶をとどめる軍馬慰霊碑や、この二葉の里出身で戦後に、
「夜のプラットホーム」で大ヒットした二葉あき子の顕彰碑など、
道々で、ガイド渡辺さんのお話を聞きながら、
広島東警察署の移転建設予定地を廻りきったところで、
饒津神社に到着。七福神コースのスタート地点です。
参道の両側に寄進された石灯籠を見て、復元された両部大鳥居をくぐると、
向唐門(むかいからもん)の石段手前に、欠けた石の手水鉢が鎮座しています。
爆風と炎熱でひび割れ欠けた手水鉢 (饒津神社)
原爆投下の爆心地から1.8kmだった饒津神社は全焼し、
手水鉢の建物や唐門も焼け落ちました。
石造物の手水鉢のひび割れや角の欠損は、その炎熱と爆風の痕です。
饒津神社は広島城鬼門の方角の位置しており、
天保6年に、浅野長政を祭るため造営されました。
本殿には、長政が慶長の役陣屋で愛用したと伝わる手水鉢も
造営後に泉庭から移されています。
このあと、「七福神コース」は、
赤穂四十七士の木像が安置される明星院へ。
蓮水盤に一円を浮かべる (聖光寺)
みんながうまく硬貨を浮かせたところで、本日の七福神コースめぐりが終了。
地元とその歴史に奥行きを与えていただいた、
ボランティアガイドの渡辺さんにお礼を述べて解散しました。
渡辺さんありがとうございました。
第31回 邦楽いろは談義
開催日:2016年7月11日(月) 10時~15時
集合場所: JR広島駅新幹線口 (広島市南区松原町1-5)
集合時刻: 午前9時45分 出発:10時、解散:午後3時
散策コース:「らくらく七福神コース」
饒津神社 ~ 聖光寺 (所要時間約2時間)
赤穂四十七士の木像 (明星院)
そして鶴羽根神社、広島東照宮、尾長天満宮と
何段もの石段を登り降りしながら双葉山の山麓に点在する神社を巡り、
國前寺、聖光寺と回りました。
最後の聖光寺には、赤穂義士大石内蔵助・主税父子の供養墓があり、
蓮の咲く水盤に、一円硬貨が浮かぶと運がいいと、
ガイドさんに誘われて参加者が一円硬貨を浮かべました。