2013/11/06
野釣りといってもピンキリだが、今回はキリの方の話。
間違っても30kgとか釣れない野釣り場の話である。
「腕が痛くなるまで釣れなければ楽しくない」とかいう人は以降は無駄なので読まなくて良いです(笑)
「50kg釣ってやろう!」と思って管理釣り場に行って30kgしか釣れなければガックリくるでしょう。
でも、釣れない野釣り場に好んで行く人は「奇跡的な大釣りで10kg。ヘタすればオデコかも・・・」などと思って釣りに行く。
で、数枚釣って「良かった良かった♪」と満足して帰る事が出来ると。
「たくさん釣れて当たり前」と「オデコで当たり前」の違いですな。
出だしの考え方でまず違う訳です。
当然、1枚の価値も全く違う。
管理釣り場で40cmを10枚釣ったのと、ロクに釣れない野釣り場で30cmを1枚釣ったのでは30cm1枚の方が嬉しい(個人的には)。
サイズ以前に、外道の方がたくさん釣れる野釣り場ではヘラ鮒が釣れたって事だけでも嬉しいものだ(笑)
また、ロクに釣れない野釣り場ってのは釣れないので当然へら師もほとんど釣りに来ない。
「ほら!あっちの桟橋では長竿で入れ食いの人が居るよ」とか、周囲を気にせず、あくせくしないでのんびり釣りが出来て良いですな。
だいたい、気にしたくても視界に他のへら師が居なかったりするし(笑)
さらに、管理釣り場で釣れるウロコがとれて痩せて黒くなって口が曲がったような薄汚いへら鮒は100%釣れない。
へら鮒が痛む原因はスレでウロコが取れたとか、フラシにたくさん入れすぎて傷むとかが原因だが、釣れない野釣り場はこういう事が起こりえない。
なので、釣れれば綺麗な放流したての様なへら鮒がほとんどである。
これは尺べらだが、釣れた時期、放流しているへらのサイズ的に放流したてという事はありえない。
放流から2年以上経過していると思われるが(もしくは地べら)、それでも傷一つないピカピカの魚体である。
1回も釣られた事が無いのでは?と思ってしまうぐらいで、思わず見とれてしまう。
とまあ、キリの野釣り場は趣(おもむき)があって良いものなのだ。
へら鮒釣りの原点を感じる事も出来るしね。
でも、オデコはやっぱり避けたい(笑)