2013/03/17
前のコラムでへらぶな釣りは地味な釣りでバスフィッシングと比べると
どうしても見栄えが悪いと書いてありますが、本当にその通りですね(笑)
私の会社の後輩をへらぶな釣りに何度か誘って、一緒に釣りしましたが
感想を聞くと「楽しいけど、1日座って釣りすると腰、膝が痛いし、地味だから
やっぱり船で海釣り、ジギングの方が楽しかったです」と冷たいコメントが...。
会社の若い女の子達にもへらぶな釣りのイメージを聞くと「おじさんの趣味」とキツイ一言...。
その子達は何度か船で海釣りに釣れて行ったのだが、「食べられる魚の方が
後で食べる楽しみがあるから良い」と一番言われてキツイお言葉を言われる始末...。
最近のへらぶな釣り人口が高齢化して若い子達が増えていないのは
釣りの楽しさよりも「地味、おじさんの趣味」というイメージが強いんだと思います。
これはテレビ、雑誌等のイメージ戦略も弱く、釣り具メーカーもへら釣り道具は
他の魚種の釣り道具に比べると年齢層が高く、少々高くても購入してくれて
なおかつ利益率が良いので、若年層の開拓をわざわざしなくても良いという
企業としての選択と集中によるのでは...と考えてしまいます。
私が経営者ならやはり同じようにすると思いますが...。
ですが、個人的な意見ですが若年層を取り込もうとしているのでは?と思うメーカーもあります。
グローブライド(旧ダイワ)とマルキュー(PRIME AREAシリーズ)の2社です。
特にグローブライドはまさに見た目と言えるウェアに力を入れていて、防寒着も非常にカラフルです。
ウェアというと白、黒、赤がベースでしたが、ピンク、オレンジをベースにして、価格帯も1万円以下で
その日の気分に合わせてコーディネート出来る等、見た目をかなり意識しています。
またへら竿も価格設定が絶妙で、デザインも格好良いです。
特に「HERA X」という竿はグリーンがベースですが、光の具合によってチャコールに変色して見える等
見た目にこだわっていると思います。
PRIME AREAのへらバックは価格も手頃で軽量、なおかつデザイン、色使いも良く格好良いです。
完全に若年層を意識していると思います。
ゴルフも昔は「おじさんの趣味」でしたが、タイガーウッズや石川遼の活躍により若年層の取り込みに成功しています。
テニスも一時期は競技人口が減り、昔の若者のスポーツでしたが、錦織圭の活躍で市場に活気が戻りつつあります。
ここはへらぶな釣りでも若者のスーパースターが出てくれば、一気に若年層が取り込めるのでは...。
このコラムを見た若い方、是非二水会に入会して日本へら鮒釣り研究会のスーパースターを目指しましょう!
なんてね...(笑)