2012/12/18
二水会は古い会なので、当然、高齢の会員が居る。
まあ、へら鮒釣り会全般が高齢化してるので珍しくは無いのだが。
バス釣りの会(チーム)とかでは40~50歳で長老扱いかもしれないが、へら鮒釣りの会ではそんなのは「はな垂れ小僧」である。
70歳過ぎてやっと長老の仲間入りだ(笑)
へら鮒釣り歴も半端ではない。
50年、60年とかである。
長老方は80歳近いというのにやたらと元気である。
のんびりと楽しく10枚ぐらい釣るつもりでやれば良いのに、数十キロ釣って30~40代の会員に勝とうと思っていたりする。
で、実際に勝つ事もある。
若くてもへばるのに朝の5時から夕方の3時まで熱心に釣りをしている。
高齢なんだから途中で休憩でもすれば良いのだが、休憩もとらない。
へら鮒釣り好き故であろうが、たぶん、好き具合と根性が昨今へら鮒釣りを始めた我々とは違うのだろう。
長老に昔の話を伺うと、昔は電車で釣り場(野釣り場)まで行き、駅からへらバッグをかついでポイントまで歩いたと言う。
また、雪がちらつく中、ポイント取りの為に真っ暗なうちから横利根川へ舟で出て、凍えながら夜明けを待っていた言う。
「この釣り場をやる!」と決めたら一年通しで休みの日は全部そこに通ったと言う。ロクに釣れない野釣り場なのに・・・。
当時は当たり前だったと言われればそれまでだが、現代で上記を出来る人は滅多に居ないだろう(やる必要も無いのだが)。
ロクに釣れなければ「釣れない所だ」と言って、他の釣れる釣り場に流れるのが現代のへら師だし。
車で釣り場まで行って、へら鮒がたくさん居る管理釣り場で釣るなんてのは「ヘ」みたいなものなんだろうな~。
元気なはずである(笑)