2013/06/11
へら師なら誰でも知ってるだろうが、ハリスの太さの基準は道糸の半分以下の太さである。
理由は道糸の温存の為。
ハリス切れは対処が簡単だが、道糸切れは面倒なのだ(笑)
たとえば、ハリが2つとも根掛かりした場合、道糸1号、ハリス0.6号だとすると0.6×2=1.2となり、ハリスの太さが道糸を上回る。
この場合、道糸を引っ張ると道糸が切れる事になる。
もっとも、これは単純に太さから判断しているだけで、単純に太さが倍なら強度も倍という訳でもなかったりするし、材質によって強度も違うだろうからあくまで目安である。
ハリスの太さは基本的に細い方が良く釣れるって事になっている。
へらが吸い込む時に違和感が減るとか、餌の落ち方が自然に近くなるとかいう理由である。
冬場などは吸い込む力が弱くなるので「細いハリスでないと喰わないよ」とか言う事もある。
へら鮒釣りに限らず、他の釣りでも食いが悪い時にはハリス(仕掛け)は細くする。
じゃあ、細ければ良いのかというとそうでもない。
ものには限度ってのがあるし、またTPOってのも大事だ。
道糸0.4号、ハリス0.2号なんてのは、大分無理がある(使ってる人を見たこと無いが)。
道糸切れを多発しそうである。
道糸0.6号、ハリス0.3号って人はたまに居る。
最近はラインも良くなってるので、これぐらいの太さがあれば管理釣り場ではなんとかなるのだろう。
だが、何が掛かるか分からない&掛かりが多い野釣りではトラブルの元になるだけの様な感じがする。
管理釣り場でも盛期の浅棚の場合はちょっと考えてしまう。
アワセ切れが頻発しそうだ。
あまり細いとライントラブルも頻発するしな~。
道糸0.8号、ハリス0.4号ぐらいが適当なんだろう。
前述の様に細い方が釣れるという事になっているので、インストラクターとか上手い人は細仕掛けの傾向が強い。
ハリスが切れない様に上手くアワセるとか、道糸が切れてもサッと次の道糸を付けられるとかで、メリットがデメリットを上回るのだろう。
だが、インストラクターでも冬でもハリス0.6号とか使う人も居る(というのを昔、雑誌の記事で見た)。
0.6号でも喰わせる事が出来る餌を作れるのだろう。
色々書いたが、コレといった結論は出ないな(笑)
まあ、そこがへら鮒釣りのおもしろいところなんだが。