2014/12/04
グラスのへら竿。
まあ、今時使っている人は居ないだろう。
竹竿時代からへら鮒を釣っていた人に話を聞くと「グラスが出た時には軽さに感動した!」とか言う話だが、カーボン全盛の頃に釣りを始めた私にはそんな感慨はない。
竹竿は「重いが、釣り味がある」とかいって好まれ、カーボン竿は「軽い・魚を引ける」とかいって好まれる。
が、グラス竿はその中間なので誰も好まない。
今時、昔のグラス竿を使っていても「渋い!グラス竿か!」などとは思われず、「金がなくてカーボンを買えないのかな・・・」とか思われるだけである。
私も貰い物を持っていた事があるが、重くて到底使い物にならなかった。
くれた人は「昔は軽さに感動して云々」とか言っていたが、今は昔ではないのだ。
ありがたみなど全く無い(笑)
この様にへら鮒釣りでは疎まれているグラスロッドだが、バス釣りではそれなりに需要があって廃れない。
クランク等の巻物を使用時に「乗りが良い」「ダートが違う」とか言って重宝されるのだ。
カーボンと違ってロッドの張りが弱いので、こういうメリットが出てくる。
だが、へら釣りにおいてはグラスロッドを使うメリットは何もなさそうな感じだ。
一時、もてはやされて、すぐに廃れる・・・。
ちょっと哀愁が漂うな・・・。