2013/05/09
山上湖等の舟釣りの場合、スタート方法は場所によって色々である。
三島湖は桟橋待機の一斉スタート、豊英湖は水上待機の一斉スタート、三名湖は番号フダ順に乗船してスタート・・・等々。
どのスタート方法でも、ポイント確保の為のボートレースになるのだが、先頭を切って漕いでいき、目指すポイントに真っ先に付けば万事OKって訳にはいかない場合がある。
後から来た舟が多数入れるポイントは、人が入りすぎで潰れる(俗に言うパンク)可能性があるのだ。
たとえば、「前日どこそこロープが出てた」などという噂があると、そのロープに真っ先に付いても後からゾロゾロやってきて潰れる。
ロープに限らず「川筋の奥」「ワンド」でも同じ様な事が起こる。
ポイントには入れる適正な人数(釣れる人数)ってのがあって、よほどヘラ鮒が寄っていない限り入りすぎると潰れるのだ。
だが、ポイントの中でも一級のポイントは入りすぎても大丈夫な事もある。
そこだけ地形が違うとかね。
入りすぎで潰れる事を考慮すると、先頭を切って漕いでる人は「自分だけしか入れない1級ポイント」を目指すのがベストだ。
ロープ付けなら一番端、岸付けなら1人しか入れないか、最初に入った人だけ超有利なポイントを目指す。
仕方ない場合もあるが、ロープの真ん中に入るなんてのは先頭のメリットを生かせていない。
「私はボート漕ぎが苦手だからな・・・」という人はどうするか?
いっその事、全部の舟が出払うまでタバコでも吸って端っこでのんびりしているのだ(私もたまにやるが・笑)
で、舟があまり居ない良さそうなポイントに入る。
超1級ポイントにはまず入れないが、当日不人気で空いている1級ポイントに入れたりするもんである。
一番最後に舟を付けるので後から来る舟を気にする必要も無いし、空いているし、実に気楽だ(笑)
もっとも「ポイントでもなんでも無いので空いている」という場所はダメだが・・・。
なお、この「最後にのんびり作戦」は舟付けに余裕のある釣り場でのみ有効。
釣り場によっては付ける場所が無くてウロウロしてしまうという事もあり得るので~。
ついでに桟橋一斉スタート時の素早い出船方法を書いておこう。
桟橋にはボートの舳先のロープで並んで繋がってるのでモタモタしがちだから(笑)
1.ロープをほどいておく
2.桟橋を手・オールで突く、隣の舟を掴む等の方法でとにかく桟橋から早く離れる
3.舳先を進行方向に向ける
4.周囲が混んでいたら1本オールで空いている所まで素早く出る
5.周囲の余裕を確認し、2本オールで漕ぐ
ポイントは「混んでいたら2本オールで漕がない」で、初心者は桟橋に並んで繋がっている状態から2本オールで漕ぎ出そうとしてもたつく。
並んで桟橋に繋がってる時点では2本オールで漕げる訳がないのだ。
桟橋を離れても周囲がゴチャゴチャしてると2本オールで漕ぎ出しづらい。
まあ、難しくはないので場数を踏めばすんなり出船出来る様になるでしょう。
下の写真は豊英湖ボートレース開始前の様子。