2011/08/30
全日本へら鮒放流協議会(全放協)が制作・販売している「放流協賛バッチ」ってのがある。
ちなみに私の認識では「全放協=日研」みたいなもんである。
1個1500円で毎年販売していて、これの売り上げでへら鮒を買って全国各所に放流しているのだ。
主旨は単純に言うと「へら鮒を各釣り場でたくさん釣れる様にする」って事である。
主旨は結構なんだが、なんとなく納得いかない上、謎な部分がある。
放流協賛バッチを持っていると、放流対象となっている一部釣り場・舟宿では釣り代から割引(500円がほとんどかな)があるそうだ。
この「一部」って表現がよく分からない。
普通は販売するにあたって「A、B、Cの釣り場では500円割引があります」とか明記しそうなもんだが、何処で割り引きしてるのか把握してないのか明記は無い。
放流している釣り場全てで割り引きがあるのかと言うとそうでもない。
三島湖の舟宿などでは一律500円割引されるが、千代田湖、小貝川吉野等の市営釣り場、一般河川では割引は無い様である。
この割引有無は一体なんなのだろうか?
放流はしてるが釣り場によっては割引有無があるので、前述の「一部」って表現にしてるのかな~?
それに市営釣り場への放流なんてのは、釣り場を管理している市に寄付してる様なもんだと思うのだが?
なんにしろ、色々な事が曖昧なのだ。
損得の話になるが、放流協賛バッチを買って三島湖に3回行けば元は取れ得した気分になるが、割引が無いところでは損した気分になる。
放流協賛バッチを買わない人は、割り引かない釣り場では非常に得だろうし、割り引く釣り場では普通の料金を払うだけなので損でもなんでもない。
金を払っている人が損した気分になる様ではなぁ・・・。
まあ、根本的に放流事業ってのは損得の話では無いとは思う。
が、世知辛い御時世なので自分の行きつけの釣り場に勝手に全放協が放流してくれて、かつ、放流協賛バッチを買わなくても釣り代は変わらないとなれば、普通の人ならまず買わないだろう。
「割引しないところには放流しない」とかにすれば損得面では納得はいくのだが、放流事業の主旨とは違ってくるんだろう。
放流協賛バッチ購入は損得抜きの善意として捉えるしか無いのかな。
2012/12/08 追記
市営釣り場への放流、一部野釣り場への放流は釣り場、自治体から貰う放流委託金で放流しているらしい。
放流バッチの売り上げとは関係無いので割引も無いのだろう。
でも、放流バッチの売り上げで放流してる所が全て有料で、かつ、放流バッチ保持者に対して割り引きがあるという訳ではない。
不公平感はぬぐえないですな~。