2012/05/09
釣り用語で「お祭り」というのがある。
「お祭り」とは、自分の仕掛けが隣の人の仕掛けと絡む事を言う。
海での船釣りの場合は、仕掛けが潮で流れて隣の人の仕掛けに絡む事が多いみたいですね。
へら鮒釣りの場合は以下の場合に発生する。
1.魚が掛かった時
掛かった魚が走って、隣の人の仕掛けに絡む時がある。
絡まれた側は、突然、ウキが消し込むので「そら来た!」とあわせる。
で、余計に絡んでムチャクチャになる(笑)
魚を掛けたら、沖目で空気を吸わせて一気に引き寄せて掬ってしまえば、こういう事態になる事は避けられます。
まあ、スレとかで、どうにもならない場合もありますが・・・。
2.竿を上げる、振り込む時
竿の振り方(上げ方)にクセがある人が居る。
常に竿を真っ直ぐ上に上げれば良いのだが、人に寄っては必ず左に傾けるとか、右に傾けるという人が居る。
釣り座間隔の狭いところで、こういう人が隣に居る時に、2人同時にアワセをしたりすると、空中で竿がぶつかる。
で、ヘタをすると仕掛けが絡む。
振り込む時には隣と同時に振り込まない様にするとかで回避できますが、アワセの時には・・・。
3.風で仕掛けが流れた時
強風の場合、上げた仕掛けが隣まで風で流れる場合がある。
この時に、隣の人も竿を上げていたりすると絡む。
これはどうしようもない感じが・・・。
■「お祭り」した場合の対処
お祭りは時間のロスになり、絡まされた側は非常に迷惑。
すぐに絡みを取れない場合の基本対処は「絡ませた側のラインを切る」です。
絡まされた人は釣りを邪魔されてイライラしているので、絡ませた人の方から「ハリスを切っちゃってください」「道糸を切っていいですよ」とか申し出ましょう。
申し出ないと、絡まされた人の方から「道糸切るよ!」とか不機嫌そうに言われます(笑)
絡ませた場合は「すみません」と謝って、サッサと自分の糸を切ってしまえば、絡まされた人もそう不快には思わないもんです。
へら鮒釣りの場合、一日、隣に並んで釣りをする訳ですから、不快な思いをしたり、させたりしない様にして、楽しく釣りをしたいもんです。