伶長(うたのかみ)にうたはしめたるダビデのうた
あゝヱホバよ かくて幾何時(いくそのとき)をへたまふや 汝とこしへに我をわすれたまふや 聖顔(みかほ)をかくしていくそのときを歴(へ)たまふや
われ心のうちに終日(ひねもす)かなしみをいだき籌畫(おもひはかり)をたましひに用(もち)ひて幾何時(いくそのとき)をふべきか わが仇(あた)はわがうへに崇(あが)められて幾何時(いくそのとき)をふべきか
わが神ヱホバよ我をかへりみて答をなしたまへ わが目をあきらかにしたまへ 恐(おそ)らくはわれ死の睡(ねぶり)につかん
おそらくはわが仇(あた)いはん 我(われ)かれに勝(かて)りと おそらくはわが敵わがうごかさるゝによりて喜(よろこ)ばん
されど我はなんぢの憐憫(あはれみ)によりたのみ わが心はなんぢの救(すくひ)によりてよろこばん
ヱホバはゆたかに我をあしらひたまひたれば われヱホバに對(むか)ひてうたはん