ユダの王ヨシヤの子ヱホヤキムの四年ネリヤの子バルクが此等(これら)の言(ことば)をヱレミヤの口にしたがひて書(ふみ)に録(しる)せしとき預言者ヱレミヤこれに語りていひけるは
バルクよイスラエルの神ヱホバ汝(なんぢ)にかくいひ給(たま)ふ
汝(なんぢ)曾(かつ)ていへり嗚呼(あゝ)我は禍(わざはひ)なるかなヱホバ我(わが)憂(うれへ)に悲(かなしみ)を加へたまへり我は歎(なげ)きて疲れ安(やす)きをえずと
汝(なんぢ)かく彼に語れヱホバかくいひたまふ視(み)よわれ我(わが)建(たて)しところの者を毀(こぼ)ち我(わが)植(うゑ)しところの者を拔(ぬか)ん是(これ)この全地なり
汝(なんぢ)己(おの)れの爲(ため)に大(おほい)なる事を求むるかこれを求むる勿(なか)れ視(み)よわれ災(わざはひ)をすべての民に降(くだ)さん然(され)ど汝の生命は我(われ)汝のゆかん諸(すべて)の處(ところ)にて汝の掠物(ぶんどりもの)とならしめんとヱホバいひたまふ