ダビデの歌
なんぢら神の子らよ ヱホバに獻(さゝ)げまつれ榮(さかえ)と能(ちから)とをヱホバにさゝげまつれ
その名(みな)にふさはしき榮光(えいくわう)をヱホバにさゝげ奉(まつ)れ きよき衣(ころも)をつけてヱホバを拝(をが)みまつれ
ヱホバのみこゑは水のうへにあり えいくわうの神は雷(いかづち)をとゞろかせたまふ ヱホバは大水のうへにいませり
ヱホバの聲(みこゑ)はちからあり ヱホバのみこゑは稜威(みいつ)あり
ヱホバのみこゑは香柏(かうはく)ををりくだく ヱホバ、レバノンのかうはくを折(をり)くだきたまふ
これを犢(こうし)のごとくをどらせレバノンとシリオンとをわかき野牛のごとくをどらせたまふ
ヱホバのみこゑは火焔(ほのほ)をわかつ
ヱホバのみこゑは野をふるはせヱホバはカデシの野をふるはせたまふ
ヱホバのみこゑは鹿(しか)に子をうませ また林木(はやし)をはだかにす その宮にあるすべてのもの呼(よば)はりて榮光なるかなといふ
ヱホバは洪水のうへに坐(ざ)したまへり ヱホバは寳座(みくら)にざして永遠(とこしへ)に王なり
ヱホバはその民にちからをあたへたまふ 平安(やすき)をもてその民をさきはひたまはん