京(みやこ)まうでの歌
ヱホバ、シオンの俘囚(とらはれびと)をかへしたまひし時 われらは夢みるもののごとくなりき
そのとき笑(わらひ)はわれらの口にみち歌はわれらの舌(した)にみてり ヱホバかれらのために大(おほい)なることを作(なし)たまへりといへる者もろもろの國(くに)のなかにありき
ヱホバわれらのために大(おほい)なることをなしたまひたれば我儕(われら)はたのしめり
ヱホバよ願(ねがは)くは われらの俘囚(とらはれびと)をみなみの川のごとくに歸(かへ)したまへ
涙(なみだ)とともに播(ま)くものは歡喜(よろこび)とともに穫(かりと)らん
その人は種(たね)をたづさへ涙(なみだ)をながしていでゆけど 禾束(たば)をたづさへ喜(よろこ)びてかへりきたらん