何(いか)なればもろもろの國人(くにびと)はさわぎたち諸民(たみら)はむなしきことを謀(はか)るや
地のもろもろの王はたちかまへ群伯(をさら)はともに議(はか)りヱホバとその受膏(じゆかう)者とにさからひていふ
われらその械(かせ)をこぼち その繩(なは)をすてんと
天に坐(ざ)するもの笑ひたまはん主(しゆ)かれらを嘲(あざけ)りたまふべし
かくて主は忿恚(いきどほり)をもてものいひ大(おほい)なる怒(いかり)をもてかれらを怖(おぢ)まどはしめて宣給(のたま)ふ
しかれども我(われ)わが王をわがきよきシオンの山にたてたりと
われ詔命(みことのり)をのべんヱホバわれに宣(のた)まへり なんぢはわが子なり今日われなんぢを生(うめ)り
われに求めよ さらば汝にもろもろの國(くに)を嗣業(ゆづり)としてあたへ地の極(はて)をなんぢの有(もの)としてあたへん
汝くろがねの杖(つゑ)をもて彼等をうちやぶり陶工(すゑつくり)のうつはもののごとくに打碎(うちくだ)かんと
されば汝等もろもろの王よ さとかれ地の審士輩(さばきびとら)をしへをうけよ
畏(おそれ)をもてヱホバにつかへ戦慄(をのゝき)をもてよろこべ
子にくちつけせよ おそらくはかれ怒(いかり)をはなちなんぢら途(みち)にほろびん その忿恚(いきどほり)はすみやかに燃(もゆ)べければなり すべてかれに依頼(よりたの)むものは福(さいは)ひなり