ジフ人(びと)のサウルにきたりてダビデはわれらの處(ところ)にかくれをるにあらずやといひたりしとき ダビデうたのかみに琴(こと)にてうたはしめたる教訓(をしへ)のうた
神よねがはくは汝の名(みな)によりて我をすくひ なんぢの力をもて我をさばきたまへ
神よわが祈(いのり)をきゝたまへ わが口のことばに耳をかたぶけたまへ
そは外人(あだしびと)はわれにさからひて起(おこ)りたち強暴人(あらぶるひと)はわがたましひを索(もと)むるなり かれらは神をおのが前におかざりき セラ
みよ神はわれをたすくるものなり 主(しゆ)はわがたましひを保(たも)つものとともに在(いま)せり
主はわが仇(あた)にそのあしきことの報(むくい)をなしたまはん 願(ねがは)くはなんぢの眞實(まこと)によりて彼等をほろぼしたまへ
我よろこびて祭物(そなへもの)をなんぢに献(さゝげ)ん ヱホバよ我なんぢの名(みな)にむかひて感謝せん こは宜(よろ)しきことなればなり
そはヱホバはすべての患難(なやみ)より我をすくひたまへり わが目はわが仇(あた)につきての願望(ねがひ)をみたり