歌なり
あたらしき歌をヱホバにむかひてうたへ そは妙(たへ)なる事をおこなひ その右の手(みて)そのきよき臂(かひな)をもて 己(おのれ)のために救(すくひ)をなし畢(をへ)たまへり
ヱホバはそのすくひを知(しら)しめ その義(ぎ)をもろもろの國人(くにびと)の目のまへにあらはし給(たま)へり
又その憐憫(あはれみ)と眞實(まこと)とをイスラエルの家にむかひて記念したまふ 地の極(はて)もことごとくわが神のすくひを見たり
全地よヱホバにむかひて歓(よろこ)ばしき聲(こゑ)をあげよ 聲(こゑ)をはなちてよろこびうたへ讃(ほめ)うたへ
琴(こと)をもてヱホバをほめうたへ 琴の音と歌のこゑとをもてせよ
ラッパと角笛(つのぶえ)をふきならし 王ヱホバのみまへによろこばしき聲(こゑ)をあげよ
海とそのなかに盈(みつ)るもの 世界とせかいにすむものと鳴響(なりどよ)むべし
大水はその手をうち もろもろの山はあひともにヱホバの前(みまへ)によろこびうたふべし
ヱホバ地をさばかんために來(きた)りたまへばなり ヱホバ義(ぎ)をもて世界をさばき 公平をもてもろもろの民をさばきたまはん