ダビデのうた
地とそれに充(みつ)るもの世界とその中にすむものとは皆ヱホバのものなり
ヱホバはそのもとゐを大海(おほうみ)のうへに置(すゑ)これを大川(おほかは)のうへに定(さだ)めたまへり
ヱホバの山にのぼるべきものは誰ぞ その聖所(せいじょ)にたつべき者はたれぞ
手きよく心いさぎよき者そのたましひ虚(むなし)きことを仰(あふ)ぎのぞまず偽(いつは)りの誓(ちかひ)をせざるものぞ その人なる
かゝる人はヱホバより福祉(さいはひ)をうけ そのすくひの神より義(ぎ)をうけん
斯(かく)のごとき者は神をしたふものの族類(やから)なり ヤコブの神よなんぢの聖顔(みかほ)をもとむる者なり セラ
門(かど)よなんぢらの首(かうべ)をあげよ とこしへの戸よあがれ 榮光(えいくわう)の王いりたまはん
えいくわうの王はたれなるか ちからをもちたまふ猛(たけ)きヱホバなり 戦闘(たゝかひ)にたけきヱホバなり
門(かど)よなんぢらの首(かうべ)をあげよ とこしへの戸よあがれ 榮光の王いりたまはん
この榮光の王はたれなるか 萬軍(ばんぐん)のヱホバ是(これ)ぞえいくわうの王なる セラ