琴(こと)にあはせて伶長(うたのかみ)にうたはしめたる歌なり 讃美(さんび)なり
ねがはくは神われらをあはれみ われらをさきはひてその聖顔(みかほ)をわれらのうへに照(てら)したまはんことを セラ
此(こ)はなんぢの途(みち)のあまねく地にしられ なんぢの救(すくひ)のもろもろの國(くに)のうちに知(しら)れんがためなり
かみよ庶民(たみら)はなんぢに感謝し もろもろの民はみな汝(なんぢ)をほめたゝへん
もろもろの國(くに)はたのしみ又よろこびうたふべし なんぢは直(なほき)をもて庶民(たみら)をさばき地のうへなる萬(よろづ)の國ををさめたまふべければなり セラ
神よたみらはなんぢに感謝し もろもろの民はみな汝(なんぢ)をほめたゝへん
地は産物(なりいでもの)をいだせり 神わが神はわれらを福(さきは)ひたまはん
神われらをさきはひたまふべし かくて地のもろもろの極(はて)ことごとく神をおそれん