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神奈川県産コケ植物チェックリスト(2019年改訂版)に、初めて記載された。
有川・他により、蘚苔類研究に投稿準備中との事であり、詳細は不明だが、相模原市で確認された由。{未}
当種と050.1.31 F. grandifronsほそほうおうごけ の区別は、均茶庵にはちょっと困難だ。平凡社では、F.perdecurrensの葉先が鋭角で、上翼細胞に小さなマミラがあり、石灰岩地を好まないのに対して、F.grandifronsは、葉先が鈍頭~円頭で、細胞がほぼ平滑であり、石灰岩地を好むとしている。均茶庵は、もっぱら「硬い」のがF.grandifronsとしているが、正直なところ、はっきりしない。
2012年に、東京都あきる野市大岳で採取した写真を使用した。
【野口】 fissi分れた dens歯。蒴歯
【牧野】 L. fissilis割れる dens歯。葉の基部の腹側な2枚に割れているため。
【e-Floras】 L. fissus, cleft, and dens, tooth, alluding to split peristome teeth
【Smith】meaning split tooth, referring to the peristome teeth
【Crum】The name refers to the peristome teeth, which are generally split into two divisions.
【秋山】「fiss=裂けた+dens=歯」 深く裂けた朔歯の様子から
【田中】ラテン語でfissは分裂する、densは 歯を意味する。さく歯の形態に由来する。
分布図
{文献記録ナシ} 均茶庵が生育を確認。文献記録が見当たらない。
{再確認} 均茶庵が生育を確認。文献記録あり。
{未} 均茶庵は生育を確認できていないが、文献記録あり。