RDBには、下記1~2の二か所が記載されている。いずれも、尾根上の落葉樹樹幹に生育していた由。県内では、これまでに3ケ所で記録されている。箱根がタイプ山地となっている。(220609 追記)
均茶庵は、蒴柄が短めだなと感じるGlyphomitriumに会う度に、必ず標本を持ち帰る様にしている。しかし、顕微鏡を見ると、残念ながら、毎度G.humilliumだ。両者は、G.Minuitissimumの中肋が葉頂まで達しないことと、細胞に丸みが有ることで区別される。均茶庵は、残念ながら未だ出会っていない。{未}写真は、Exicaataから撮った。
1. 丹沢山天王寺尾根 1,480m
2. 箱根早雲山 1,049m
箱根山一帯は、火山情報発令のため、2015年6月から入山禁止となっている。
3. 箱根芦ノ湖西岸 外輪山周回歩道 1,090m
芦ノ湖外輪周回歩道沿いの落葉樹の枝に生育していた由。(佐々木, 2011)ここは、 均茶庵が良く来る気分晴らしの遊歩道だが、未だ幸運に恵まれていない。
【野口】 glypho彫刻がある mitrium帽子。帽に稜があること
【牧野】 G. glypho掘る mitrion帽子。 蒴帽に縦の溝が掘れているため
【Smith】meaning sculptured cap, referring to the furrowed calyptrae
【秋山】「glypho=彫刻したる+mitrium=帽」 縦襞のある蘚帽から
【田中】彫刻されるを意味するギリシャ語のglypho, 帽子を意味するギリシャ語のmitrionが語源。溝のついた帽に由来する
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{文献記録ナシ} 均茶庵が生育を確認。文献記録が見当たらない。
{再確認} 均茶庵が生育を確認。文献記録あり。
{未} 均茶庵は生育を確認できていないが、文献記録あり。
*引用文献及び略語については、「コケの参考書」をご覧ください。
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