環境省の絶滅危惧種II類に指定されていたが、現在では解除されている。
旧称は、C. crispula (Allisoniaceae)だったが、現在はC. laxa (Calyculariaceae)が使用されている。
1.丹沢:
1.1 大滝沢 700m 湿った崖 {未}
1999年発行の自然環境科学研究12で、神奈川県における初確認として発表された。当時は、青森県・岩手県・秩父山地・紀伊半島・宮崎県のみから知られていた。
1.2 菰釣山 1,370m {未}
2007年発行の丹沢大山総合調査学術報告書に記載されているが、詳細は不明。菰釣山は、甲相国境にあり、標高から見て、頂上付近での採取と思われる。
2.箱根:
2006年発行の自然環境科学研究19に、全部で7ヶ所が報告されている。しかし、現在は、金時山を除き、火山噴火注意報が発令あるいは自然環境保護のため入山が禁止されている。
火山噴火警報が発令されており、2015年6月から 入山禁止 {未}
2.1 早雲山東斜面 840m (平岡・他, 2006)
揚水ポンプ場付近 湿岩
2.2 駒ヶ岳 1280m (平岡・他, 2006)
林道脇や登山道脇の湿岩 標高1,280m及び 湿土 1,300mに、群落が大量に生育していた由。
2.3 神山噴気孔 1390m (平岡・他, 2006)
噴気孔付近岩
2.4 神山山頂 1435m (平岡・他, 2006)
山頂岩
自然環境保護のため、入山禁止{未}
2.5 上二子山 1010m 岩
詳細場所不明 {未}
2.6 丸石 (河内川 大滝沢?) 1050m 湿岩
2.7 矢倉沢峠~金時山 1150m 岩 {再確認}
均茶庵は、2022年3月に上記登山道の岩上で確認した。GPS高度が1160mだったので、同一地点と思われる。生育量は、多くなかった。2.1~2.5は、箱根山中央火口丘にあたる。本件のみが外輪山北端となる。
3.山北町大北沢: 1997年に平岡が記録しているが、県RDB2006調査時点では、消滅していた
【BFNA】L. calyculus, alluding to bracts simulating a calyx
【均】calyx; fruit or flower cover